「預言者侮辱映画」出演女優が提訴
TBS系(JNN) 9月21日(金)1時37分配信
イスラム圏で強い反発を招いている、イスラム教の預言者・ムハンマドを侮辱する内容の映画に出演した女優が「砂漠の冒険映画だとだまされた」として、制作者の男性らなどを提訴しました。
「ムハンマドどころか・・・イスラムなんて言葉も出てこなかった。
私はただの母親役だと聞いていたの。
『砂漠の戦士』というタイトルの台本もあるわ」(映画に出演した女優 シンディー・リー・ガルシアさん)
訴えを起こしたのは映画に出演した女優、シンディー・リー・ガルシアさんです。
訴状によりますとガルシアさんは「2000年前の砂漠の冒険映画」だとする作品に出演。
しかし、出演者のセリフが吹き替えられ、動画投稿サイトに掲載されたとしています。
映画が注目されるにつれ、ガルシアさんは殺害予告などの脅迫を受けるようになり、家族にも危害が及ぶため孫に会えなくなったとして、映画の制作者の男性を詐欺とプライバシー侵害などで提訴、損害賠償を求めています。
また、動画投稿サイト「YouTube」と運営するグーグルに対しても映画の予告編の削除と損害賠償を求めています。
「YouTube」はすでにサウジアラビアやリビア、エジプト、インド、インドネシアで予告編の閲覧をできなくしていますが、アメリカでは引き続き見ることができるということです。
(20日19:03)