2012年9月19日水曜日

ティム・バートン監督初の描き下ろし直筆画がTシャツに!全世界発売決定!


新作映画『フランケンウィニー』の公開を前に、メガホンを取ったティム・バートン監督の描き下ろしの直筆画などが描かれたコラボレーションTシャツが、ユニクロ限定で発売されることが明らかになった。


映画『フランケンウィニー』場面写真



ディズニー映画公開記念として、『アリス・イン・ワンダーランド』『パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉』に続く3度目のユニクロ限定Tシャツとなった「FrankenweenieグラフィックTシャツ」。
ティム・バートン監督が初めて限定Tシャツのためにメインキャラクターのスパーキーなどを特別に書き下ろした直筆画を含む全23柄が発売される。


『アリス・イン・ワンダーランド』のグラフッィクTシャツは、発売日に店舗前に行列ができるほど盛況だったバートン監督。
今回のコラボレーションに、「ユニクロとの特別企画により、新作映画『フランケンウィニー』の原画スケッチと映画シーンを使用したインスパイヤード・コレクションをお楽しみ下さい」とコメントを寄せている。
Tシャツは、12月上旬より日本を含む13の国と地域で発売される予定だという。


なお、『フランケンウィニー』は、科学が大好きな少年ヴィクターが、不慮の事故により亡くなった愛犬をよみがえらせてしまったことから巻き起こる騒動を白黒3Dのアニメーションで描いた作品。
(編集部・島村幸恵)



映画『フランケンウィニー』は12月15日より全国公開

「FrankenweenieグラフィックTシャツ」(税込み:1,500円)は12月上旬発売予定

ジェームズ・キャメロン、シュワちゃんのシンクタンクに参加


[映画.com ニュース] 元カリフォルニア州知事で俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが立ち上げた政策シンクタンクのシンポジウムに、ジェームズ・キャメロン監督らハリウッドの大物がこぞって参加することになったと、Deadlineが報じた。


シュワルツェネッガーは8月、南カリフォルニア大学(USC)と共同で、国家政策と外交政策を対象にしたUSCシュワルツェネッガー研究所の設立を発表している。
9月24日に行われるシンポジウムには、「ターミネーター」シリーズや「トゥルー・ライズ」で3度仕事をしたキャメロン監督をはじめ、イマジン・エンタテインメントのブライアン・グレイザー、ユニバーサル・スタジオのロン・メイヤー社長、インタースコープ・レコードのジミー・アイオビン社長ら、そうそうたる顔ぶれが出席する。


なお、シュワルツェネッガーは、現在ハリウッド俳優としてのキャリアを再構築中で、今夏全米公開された「エクスペンダブルズ2」に続き、「ザ・ラスト・スタンド」(13年1月全米公開)、シルベスター・スタローンと共演の「ザ・トゥーム」(13年9月全米公開)の公開が控えている。

周防正行監督、妻・草刈民代の“濡れ場”に抵抗なし


[映画.com ニュース] 周防正行監督の最新作「終の信託」が完成し9月19日、周防監督をはじめ、「Shall we ダンス?」以来16年ぶりに共演を果たした草刈民代と役所広司、共演の大沢たかおが都内で会見した。
終末医療の現場を舞台に、ある重病患者(役所)からの"信託"を受けたエリート女性医師(草刈)が下した決断と、それを殺人罪とみなす検事(大沢)の攻防を描く。


【フォトギャラリー】「終の信託」完成披露会見の模様



原作は現役弁護士・朔立木の同名小説。
周防監督が小説を映画化するのは今回が初めてで、「物語としてはわかりやすいが、構成やセリフ量、動きのない人を撮るなどかなり挑戦的な作品」。
目指したのは「映画らしい映画」だといい、えん罪事件を通して司法システムの実態を描いた前作「それでもボクはやってない」と比較しながら、「今回はシステムそのものよりも、その中で人間がどう苦悩し、克服していくかを追及した。
前作からの反動かな」と語った。


草刈にとっては「Shall we ダンス?」以来16年ぶりの"劇映画"出演で、「こんなにせつない女性がいるんだろうかと気持ちを動かされた。
ふり幅も激しい人物なので不安もあったが、やるからには全力投球で彼女の"切実さ"を演じたかった」と述懐。
役所との再共演に「常に"そこに"いてくれる存在で、すんなりお芝居に入れた」と喜びをかみしめる。
一方の役所も、「この16年でさまざまな経験をされたのか、女優としての気迫を感じた」と草刈の成長に驚いていた。


草刈は、不倫相手の同僚医師(浅野忠信)との激しい濡れ場にも挑戦し「妻だから……、とか考える余裕はないし、とにかくいい作品にしたい一心だった」(周防監督)。
周防組に初参加した大沢は「高い意識と張りつめた空気。
それに笑顔が絶えないすばらしい現場。
夢のような時間を過ごすことができた」。
撮影中の周防夫妻について「おふたりが"緊迫"する瞬間があったので、僕はお茶を飲みに行ったり、結構気を使った(笑)」と明かし、笑いを誘っていた。


本作の公開を記念し、10月8日に周防監督の「シコふんじゃった。
」「Shall We ダンス?」「それでもボクはやってない」を3本立て上映する「周防正行映画祭」を東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催する。
第25回東京国際映画祭の特別招待作品として、10月24日に公式上映されることも決定した。


「終の信託」は10月27日から全国で公開。

ジェームズ・キャメロン監督、『ジュラシック・パーク』監督をわずか数時間の差で逃した過去を明かす


映画『タイタニック』や『アバター』で世界の興行収入を塗り替えてきたジェームズ・キャメロン監督が、スティーヴン・スピルバーグ監督が手掛けた超大作『ジュラシック・パーク』の製作を考えていたことをThe Huffington Post紙で明らかにした。


映画『ジュラシック・パーク』フォトギャラリー



同紙によるとジェームズ・キャメロン監督は、『ジュラシック・パーク』の原作を執筆したマイケル・クライトンの映画化権を獲得するために動き出していたが、わずか数時間差でスピルバーグ監督に同原作の映画化権を奪われたようだ。


ただ、実際に完成したスピルバーグの『ジュラシック・パーク』を観たジェームズ・キャメロン監督は「スピルバーグ監督は、子ども向けの恐竜映画を製作したんだ。
もし僕が『ジュラシック・パーク』を製作していたら、エイリアンと恐竜を含めていただろうから、子どもたちにとってはフェアじゃなかったね。
それに、恐竜は8歳児くらいためのものだ。
もちろん、我々も恐竜映画を楽しむことができるが、基本的には子どもたちのためのもので、子どもがターゲットから外れてないけない。
したがってスピルバーグ監督の繊細な感性はあの映画に的確で、僕が監督していたらもっとグロテスクになっていただろう」と明かしている。


もしジェームズ・キャメロン監督がメガホンを取っていたら、確かに恐竜の壮絶な戦いが観られたかもしれないが、多くの子どもを含めた世界的な興行を収めたかはわからない。
ただ優れた監督は、常に興味深い題材に食指を動かしていることは間違いないようだ。
(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

<注目映画紹介>「イラン式料理本」イラン女性が料理する姿を追ったドキュメンタリー


イランの家庭のキッチンをのぞくドキュメンタリー作品「イラン式料理本」が15日に公開された。
主婦歴40年の監督の母や監督の妻、新婚の主婦……イランの女性が料理を作りながら語る映像。
それだけなのに、世代の違い、家族のドラマ、イラン社会が映し出されていて観客を飽きさせない。


【写真特集】「イラン式料理本」のその他の場面カット



監督の母親はラマダン(絶食期間のある9月)の後に食べる料理を用意中。
妻は監督の友人をシチューでもてなす。
妹は慣れない手つきでナスの煮込みをつくる。
母の友人は10代で結婚。
ピラフ作りにこだわりがある。
義母は伝統料理を手間ひまかけて作っている。
友人の母親は9歳で結婚し、もうすぐ100歳を迎える。
大家族のためにせっせと働く主婦たち……。
大勢で料理を囲むが、片付けは女の仕事。
カメラは定点観測のように主婦を映していく……。




イラン映画では料理が出てくるシーンがよくある。
イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督の最新作「ライク・サムワン・イン・ラブ」でも、舞台は日本だが、人をもてなす装置として、料理が印象的に登場していた。
料理はコミュニケーションツールであり、作る人の思いがこもるものでもある。
年配の主婦は、たくさんのスパイスを使って何時間もキッチンに立ち料理を作る。
だが、監督の妻のシチューは缶詰! 撮られていることが分かっているのだから、もう少しはマシなものを……と思うが、これも演出なのか? 女性の社会進出とともに、家庭料理も簡素なものになっていくのは、どの先進国も同じ事情だ。
家事の大変さと楽しさも万国共通だろう。
主婦の仕事に並々ならぬ思いを持っていそうな義母からは、姑(しゅうとめ)と何十年もかけて積み上げた家族関係が透けて見える。
「絶対に手でかき混ぜる」という信念で、「こんな料理があるんだ!」と思わせる伝統の料理を作り上げている。
15日から岩波ホール(東京都千代田区)ほか全国で順次公開。
(キョーコ/毎日新聞デジタル)

天才ジャズピアニスト・ペトルチアーニ最後の来日公演の体験談募集!


[映画.com ニュース] 障害を抱えながら、カリスマ的人気を誇ったフランスの天才ジャズピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニに迫ったドキュメンタリー「情熱のピアニズム」の公開を記念し、ペトルチアーニが行った最後の来日公演の体験談を募集するキャンペーンが行われている。


【作品情報】「情熱のピアニズム」



1997年11月10~15日に、老舗ジャズクラブのブルーノート東京で開催された同公演。
ペトルチアーニのパフォーマンスを一目見ようと、多くの観客が詰めかけた。
同キャンペーンは、10月12日午後4時まで実施。
今作の公式Twitter(@pianism_movie)や、Facebook(http://www.facebook.com/events/458801790809172/)などで貴重な体験談を募る。
応募者のなかから抽選で、ブルーノート東京のジャズライブへの招待をはじめ、ペトルチアーニのCDなどがおくられる。
寄せられた体験談は、公式サイトで発表される。


「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督のメガホンで、ペトルチアーニの生涯を追った今作。
ペトルチアーニは骨形成不全症のため全身の骨が折れた状態で生まれるが、幼くして音楽の才能を開花させ、ヨーロッパ出身のピアニストとして初めて名門ブルーノートレコードと契約する。
貴重な映像や関係者のインタビューを交え、フランス最高のピアニストとして称えられた栄光の日々や女性問題に悩まされたプライベートなど、激動の36年を映し出す。


「情熱のピアニズム」は、10月13日から全国で公開。

映画初主演の由愛可奈 宿命や恋に悩む女吸血鬼に!


人気AV女優・由愛可奈(19)が映画「百日のセツナ 禁断の恋」で、映画初主演を飾った。
悪魔が創造した女吸血鬼(セツナ)を描くエッチで切ないバンパイア・ファンタジー。
100日間のセックス禁止を守らなければ死を迎えることになるセツナが、宿命や恋に悩む姿を映し出す。


その他の写真、インタビュー動画



由愛可奈は「お話をいただいて台本を読んで、最後のシーンで『あ、これオモシロそう』と思ったんですよ。
でも、まさか私が主演だなんて…」とビックリした様子。


人間と吸血鬼で揺れ動く難しい役柄だが、「最初は『なんでセツナがセックスしてはダメなのかな?』とか考えて。
監督にいろいろ聞いていくうちに、自分の中で"セツナ"とはこういうものというのができました」と貪欲に吸収していった。
"AV女"と"女優"との違いには「今の職業がV(AV)なんですけど、やっぱり全然違いましたね。
演技はもちろんセリフもあって。
自分じゃなくて、セツナにならないといけない。
セツナってどういう子だろうって考えたり。
でも、今回もAVもどっちも好きですよ」と笑顔を話した。


今後"女優"としての野望はあるのか?「学生の役をやってみたいんです。
今だったら理想の学生生活が演じれるんじゃないかなって。
勉強が好きじゃなくて、いい学生生活じゃなかったんです(笑い)。
金八先生みたいなのがいい。
いろんなアクシデントはあるけど、みんなで乗り越えていったり。
脱ぐ役もお話をいただければ、やるつもりですよ!」

菅田将暉、可愛い路線で勝負!6歳の心を持つ18歳の少年役にトライ


「仮面ライダーW」の菅田将暉の映画初主演作は、やまだないとの同名コミックの映画化『王様とボク』(9月22日公開)。
本作で彼が挑んだのは、6歳の時の事故で昏睡状態のまま眠り続け、12年後に目覚めたという主人公・モリオ役。
あどけない笑みを浮かべ、はしゃぎまわるモリオを見ると、母性本能を刺激されそうだ。


【写真をもっと見る】ピュアな笑顔ではしゃぐ菅田将暉が可愛い!



心の時計は6歳で止まったままなのに、時間だけは容赦なく流れ、今は18歳となったモリオ。
子供たちに紛れ、屈託ない表情で笑い合ったり、美味しそうにフルーツパフェをほおばる姿は、実に愛らしくて胸キュンだ。
モリオの汚れなき純白の心を体現するような白の服もマッチしていて、どこか浮世離れしたキャラクターが実にはまっている。


モリオの幼なじみ・ミキヒコ役には、『ツナグ』(10月6日公開)や『今日、恋をはじめます』(12月5日公開)と、話題作が待機中の松坂桃李。
菅田と松坂は、「仮面ライダーW」に「侍戦隊シンケンジャー」と、共にヒーロー物の出身で、『麒麟の翼 劇場版・新参者』(12)でも共演しているからか、息もぴったりだ。
ちなみに「侍戦隊シンケンジャー」出身の相葉裕樹も、モリオの幼なじみ・トモナリ役で出演している。


松坂桃李は、映画はもちろん、NHKテレビ小説「梅ちゃん先生」でお茶の間の人気も得て、既にブレイクを果たしているが、菅田将暉も本作の後、田中慎弥の芥川賞受賞作の映画化『共喰い』(2013年夏公開)という話題作が控えている。
是非、松坂に続いて、爽やか実力派スターの道を行ってほしいものだ。
そういう意味でも、中身は子供の18歳という難役を演じ切った菅田の初主演作『王様とボク』に期待がかかっている。
【文/山崎伸子】

前田健、残念?撮影中に恋の発展なし


タレント、前田健(41)が18日、東京・虎ノ門のポニーキャニオンで行われた出演映画「LIAR GAME -再生-」(松山博昭監督)のブルーレイ&DVD発売会見を行った。


同作は俳優、松田翔太(27)主演で3月に公開。
元天才詐欺師らが20億円をかけたライアー(だまし合い)ゲームに挑む物語で、興収21億円を突破した人気作だ。
臆病な性格の元中学教師役を好演した前田は「寒い時期の撮影だったので、色恋沙汰は生まれませんでした」と残念そう? に振り返った。
ほかに共演の池田鉄洋(41)らも同席した。

新時代の旗手となる作品! 北野武監督が見せた大いなる自信


北野武監督の最新作、映画「アウトレイジ ビヨンド」(10月6日・土公開)のジャパンプレミアが、9月18日、都内で行われ、北野監督、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁が登壇した。


【写真】舞台あいさつには超豪華オールキャストが勢ぞろい



出演者たちは「とにかく前作(アウトレイジ)の一番最後で、上り詰めましたので、その人間の末路を見ていただきたいと思います」(三浦)、「今回は出世して若頭になったのですが、(頂点に上る)器じゃなかったようで…(笑)。
ひどい目に遭います」(加瀬)、「参加して、大変楽しく仕事ができました」(中尾)、「念願の北野組の役者として、この映画に出演できたことを本当にうれしく思ってますし、仕上がった作品を見て、本当に楽しかったし、面白かったし、すっきりしました。
撮影中に怒鳴ったら、澱が全部出て血圧が下がりました(笑)」(西田)、「憧れだった北野武監督の作品で出れて、素敵で緊張感のある時間が過ごせました」(塩見)、「憧れの北野武監督の映画に出させていただきまして、本当に光栄でした。
高い緊張感と自由と、すばらしい空気の中で演じさせていただけて、本当に幸せでした」(高橋)、「ご覧になる方は、文句なしに楽しめると思います」(神山)、「二作続けて、片岡という刑事役でスクリーンに存在できたことを本当に感謝しています。
そして、この役を作ってくださった北野監督に心からお礼を言いたいと思います」(小日向)、「現場では緊張のしっぱなしでした。
でも、北野組に参加できたことは本当に幸福なできごとでした」(松重)、「小日向さん同様、本当にこの役を監督からいただいて、本当に感謝しております」(中野)、「普段、他の映画だと大体、僕が一番強面なんですが、きょう一番かわいいっす(笑)」(新井)とそれぞれあいさつ。


北野監督は「カンヌ映画祭では、反応が怖かったんですが、試写後、みんな喜んでくれたんでほっとしました。
賞の関係でいうと、時代の流れで、『暴力を描いた映画はもらっちゃいけない』って言われりゃ『まぁ、そうかな』と思って、『名誉だけもらおう』ということなんですけども」と語った。
また、「今回の映画は、見てわかるとおり、役者さんたちがみんな主役を張れる人たちばっかりです。
当然ギャラも相当かかります! すごいです!! 事務所としても大変ですけども、皆さんが友達を誘って見ていただければ、なんとか赤字が解消できる」と笑いを交えた言葉でPRした。


さらに、「高倉健さんの任侠映画の後、深作(欣二)さんの『仁義なきシリーズ』が、日本の暴力映画の歴史を作って来ましたが、多分この『アウトレイジ』というのが新しい時代だと思います。
最後まで楽しんでください」と大いなる自信を見せた。