2012年9月24日月曜日

<宇宙刑事ギャバン>29年ぶり復活で初代・大葉健二がまさかの“蒸着”失敗


特撮映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」(金田治監督)で主演を務める"新ギャバン"の石垣佑磨さんと初代の大葉健二さんが24日、東京都内で開かれた同作の完成披露試写会に金田監督や共演者と登場した。
石垣さんと大場さんはギャバンの変身ポーズ「蒸着」をともに披露することになったが、大場さんが失敗。
大場さんは、金田監督に「なんでここで失敗するんだよ」と怒られながら、2度目は見事に成功させた。


「宇宙刑事ギャバン」は82~85年に放送された「宇宙刑事」シリーズの第1弾で、宇宙犯罪組織・マクーの手から地球を守るために、銀河連邦警察より派遣された宇宙刑事・ギャバン(大葉さん)の戦いを描いた作品。
「ギャバン」は1月に公開された映画「海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」に登場したが、単独作品として復活するのは29年ぶり。
映画「宇宙刑事ギャバン THE MOVIE」では、新主人公の十文字撃役の石垣さんと初代主人公・一条寺烈役の大葉さんが主演を務め、「宇宙刑事シャイダー」の最終話(85年)で共演したギャバン、シャリバン、シャイダーの3大ヒーローが27年ぶりに集結する。
新シャリバン(日向快)役を三浦力さん、新シャイダー(烏丸舟)役を岩永洋昭さんが演じるほか、滝裕可里さん、永岡卓也さん、森田涼花さんらも出演。


石垣さんは主演を務めることについて「話を聞いて、びっくりしました。
役作りのために一から鍛え直しました」と話し、新ギャバンと初代の違いを「ファイトスタイルがちょっと違います。
大場さんは空手、僕は自分がやっているテコンドーとキックボクシングを使います」と説明。
大場さんは、石垣さんについて「完璧。
『見て学べ』といっていた。
(共演を)心の中で楽しんでいた」とうれしそうに語った。
また、大葉さんは「初代、2代とどんどん続いていくことを願っています」とさらなる続編に期待を寄せていた。
映画は10月20日に全国で公開。
(毎日新聞デジタル)

ロマン・ポランスキー監督、ブロードウェイの舞台劇「ヴィーナス・イン・ファー」を映画化


映画『チャイナタウン』や『戦場のピアニスト』などでおなじみのロマン・ポランスキー監督が、ブロードウェイの舞台劇「ヴィーナス・イン・ファー(原題) / Venus in Fur」を映画化することがDeadlineや複数のメディアによって伝えられた。


舞台劇をロマン・ポランスキー監督が豪華キャストで映画化! 映画『おとなのけんか』場面写真



これは、ポランスキー監督と彼の長年のパートナーであるロベール・ベンムッサとアラン・サルドが企画している作品で、脚本はオリジナルの舞台劇を執筆したデヴィッド・アイヴスとポランスキー監督が共同執筆するようだ。
キャストは、映画『フランティック』や『赤い航路』などでポランスキー監督とタッグを組み、現在はポランスキー監督の妻でもあるエマニュエル・セニエと、映画『灼熱の肌』のルイ・ガレルが主役を演じることになっている。


オリジナルの舞台劇は、映画『ミッドナイト・イン・パリ』のニナ・アリアンダが主演し、彼女はこの作品でトニー賞を受賞していた。
そのストーリーは、ニューヨークのオーディション・スタジオで、劇作家兼演出家のトーマスは、作品に合う女優を見つけることができず帰宅しようとすると、突如女優が遅刻して現れる。
最初は、彼女を無視して帰ろうとしたトーマスだが、その女優はありとあらゆる手段を使ってトーマスを引き止め、いつの間にかトーマスは彼女に引き込まれていく。
オーストリアの作家L・ザッヘル=マゾッホの小説「毛皮を着たビーナス」を、現代風にデヴィッド・アイヴスが脚色していた。


撮影は、パリで11月から行われるようだ。
ちなみに、ポランスキー監督が当初メガホンを取る予定だったドレフュス事件を描いた映画『ディー(原題)/ D』は、この作品の後に製作することになったようだ。
(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

サン・セバスチャン映画祭が開幕!日本から『贖罪』『アシュラ』も参加!


スペイン・バスク地方で開催される第60回サン・セバスチャン国際映画祭が現地時間21日、開幕した。
開幕式には、オープニング作品『アムール(原題) / Amour』(ニコラス・ジャレッキー監督)に出演しているリチャード・ギアとスーザン・サランドンが駆け付け、映画祭に華を添えた。


同映画祭はスペインで最大規模を誇り、コンペティション部門の審査員には、ジュリー・テイモア監督、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『瞳の奥の秘密』のアルゼンチン俳優リカルド・ダリンなどそうそうたる面々が務めている。


さらに今年は節目の大会とあって、生涯功労賞にあたるドノスティア賞を5人に贈る出血大サービスぶりでも話題。
第60回記念特別ドノスティア賞にはオリヴァー・ストーン監督と、監督デビュー作『カルテット(原題)/Quartet』が招待上映されるダスティン・ホフマン。
通常のドノスティア賞にはジョン・トラボルタ、ユアン・マクレガー、トミー・リー・ジョーンズが選ばれ、それぞれ盛大な授賞式が行われる予定だ。


日本からは、世界の話題作を集めたサバルテギ部門に、WOWOWの連続ドラマを270分に編集した黒沢清監督『贖罪』と、ジョージ秋山原作のアニメ『アシュラ』(9月29日公開)の2作が参加。
21日深夜からは早速、『贖罪』がオールナイトで上映され、熱心な黒沢ファンが劇場に詰め掛けていた。


またこの日、国際批評家連盟に所属する批評家225人が選出した本年度の国際批評家連盟賞にミヒャエル・ハネケ監督『アムール(原題) / Amour』が受賞したことが発表された。
ハネケ監督は私用のため授賞式を欠席したが、ビデオメッセージで喜びのコメントを寄せた。
同作品は本年度カンヌ国際映画祭での最高賞受賞を皮切りに、米アカデミー賞外国語映画賞のオーストリア代表に選ばれるなど、本年度の賞レースを賑わせてくれそうだ。


第60回サン・セバスチャン国際映画祭は9月29日まで開催

福山雅治、5年ぶりに「ガリレオ」シリーズ復活! 『真夏の方程式』が映画化決定


福山雅治主演で、2007年10月に月9枠で放送され、瞬く間に人気となったテレビドラマ「ガリレオ」。
そして、2008年公開の映画『容疑者xの献身』から5年ぶりとなる、劇場版ガリレオシリーズ最新作『真夏の方程式』の製作がついに決定! 9月23日(日)に静岡県でクランクインを果たしていたことが明らかとなった。


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先日、発売された最新作「虚像の道化師ガリレオ7」(文藝春秋刊)はすでに発行部数30万部を記録、シリーズ累計発行部数は950万部突破している東野圭吾の原作「ガリレオ」シリーズの劇場版最新作となる本作。
"手つかずの海"と呼ばれる美しい海、玻璃ヶ浦。
その海底鉱物資源の開発計画の説明会に招かれた湯川は、「緑岩荘」という旅館に滞在することになった。
翌朝、緑岩荘の宿泊客・塚原が港近くの堤防で変死体となって発見される。
思わぬ形で事件に巻き込まれていく少年・恭平や環境保護活動にのめりこむ旅館のひとり娘・成実、秘密を抱えた伯母夫婦など複雑な因縁が事件と絡み合う中、湯川は一つの真相にたどり着く――。


天才だが変人の物理学者・湯川学が福山さんのハマり役となり、TVドラマは平均視聴率21.9%と高視聴率を記録、劇場版第1弾となった『容疑者xの献身』も興行収入49億円超えとこれまで高い人気を誇ってきた。
本作でも主人公・湯川は、もちろん福山さんが続投。
先日のクランクインを前に、「今作のテーマである"自然と人類の共生"に、天才であり変人の湯川はどういう考えをもっているのか? 僕自身もとても興味があります。
僕も湯川学も年齢を重ねているので、どう進化させられるかプロデューサー、監督と打ち合わせをしながら進めています。
進化した湯川学として、みなさんとお会いできることを心待ちにしながら、自分自身このテーマにどう向き合っていくのか、熟慮しながら撮影に望みたいと思います」と真摯なコメントを寄せている。


さらにプロデューサーの鈴木吉弘は、「今回は、ある殺人事件のために"子ども嫌い"の湯川学が、ひとりの少年と共に海辺の町で夏を過ごすことになる、という物語です。
2人の間にどんな化学変化が起きるのか? 『容疑者xの献身』から歳月を経て、演技者としても人間としてもさらなる成長をした福山雅治が魅せてくれる、新しいガリレオ。
実に、楽しみです!」と本作の見どころを明かしてくれた。


共演陣などはまだ明らかにされていないが、観る者を惹きつける個性豊かなキャラクター、予測できない奇想天外な謎、5年ぶりに福山さんが見せる新たなガリレオから目が離せない!



『真夏の方程式』は2013年初夏、全国東宝系にて公開予定。

松坂桃李&菅田将暉、去年のクリスマスは2人で車の中でチキンをかじる


やまだないとの人気漫画を映画化した『王様とボク』が9月22日(土・祝)に公開。
都内劇場にて行われた舞台挨拶にキャストの菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、主題歌を歌う「Good Coming」(桐明孝旨、原口知之、金井田健太)、メガホンをとった前田哲監督が登壇した。


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18歳の誕生日に恋人のキエと結ばれたミキヒコ、彼の親友で6歳のときの事故で12年間昏睡状態だったが、当時の心のまま意識を取り戻したモリオ、2人の共通の友人であるトモナリ。
子供のままでいたいと願いつつも、否応なく大人になっていく若者たちの心情を爽やかに切なく綴る。


本作で映画単独初主演を果たした菅田さん。
心は6歳のモリオを演じるにあたって「(周囲からの)見え方はすごく気にしました。
元々ファンタジーですが、12年の昏睡から6歳の心のまま目が覚めるということを想像すると、すごく楽しい思いが広がっていきました。
あとは考えたこと、監督と話したこと、現場で感じたことを持ちつつ、自由に6歳を楽しみました」と明かし、晴々とした表情を見せた。


モリオはブランコから落ちて頭を打って昏睡状態になるが、自身の6歳の頃について聞かれた菅田さんは「僕も6歳のときにブランコで遊んでて頭を打って、血を見て気絶して初めて救急車で運ばれたことがあって、台本を読んでビックリしました」と"デジャヴ(既視感)"に似た思いを抱いたことを明かした。


同じ問いに、松坂さんは「イタズラ好きの子供でした」と告白。
「住んでいたマンションの水道を管理するところに入って、いろんなボタンを押してマンションの全水道を止めたことがあります」と"武勇伝"を明かし会場を沸かせていた。


一方、相葉さんは「照れ屋で、お遊戯会でお母さんと一緒に踊るのが恥ずかしくて、みんな踊ってるのに僕だけボーっと棒立ちしてました」とふり返る。
そんな恥ずかしがり屋の子がよりによって俳優に…と突っ込まれると「いまも恥ずかしくてしょうがないですよ」と照れくさそうな笑みを浮かべていた。


紅一点の二階堂さんは「庭に桑の実があって、桑の実ばかり食べてる6歳でした」と語る。
自然の中で育ったたくましい少女だった? というMCの問いかけに「生まれも育ちもケミカルです。
自然工房的な要素はないんですが、桑の実は食べてました」とユーモラスな言い回しであっけらかんと語っていた。


撮影は昨年の年末に短期間で行なわれたが、松坂さんは「クリスマスイブに菅田くんと監督と3人でケーキを食べました」と報告。
菅田さんも「(松坂さんと)2人で車の中でフライドチキン食べたよね」と何とも男臭いクリスマスの思い出を明かす。


二階堂さんは人見知りということもあって、男性陣の輪の中になかなか入れなかったよう。
菅田さん、松坂さん、相葉さんが醸し出す和気あいあいとしたムードについて「"男の子になりたい"って初めて思いました」とうらやましそうに語っていた。


『王様とボク』はユナイテッド・シネマ、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。

北米映画興行収入=「ボディ・ハント」など初登場3本が競り合い


[ロサンゼルス 23日 ロイター] 映画スタジオの推計に基づく9月21日―23日の北米映画興行収入ランキングは、初登場2作品が1300万ドル(約10億1500万円)で同額首位に立ち、3位も1270万ドルでクリント・イーストウッド主演の初登場作品が食い込むという拮抗した勝負となった。


1位は、刑事ドラマ「End of Watch(原題)」とホラー映画「ボディ・ハント」(日本公開11月17日)。


「End of Watch」は、創業2年目を迎えた独立系配給会社オープンロードにとって、過去最大のオープニング興収となった。
同社のトム・オーテンバーグ最高経営責任者(CEO)は、幅広い観客層にアピールできたことが成功の要因だと語っている。


一方、「ボディ・ハント」は、サバイバルアクション作品「ハンガー・ゲーム」(日本公開9月28日)で人気を集めた女優ジェニファー・ローレンスの最新主演作で、観客の61%が女性、70%が25歳以下となっている。


3位の「Trouble with the Curve」は、イーストウッド4年ぶりの主演作。
イーストウッドは、先月末に開催された米共和党全国大会で、ロムニー前マサチューセッツ州知事を支持するスピーチが注目を集めたばかり。


4位には、940万ドルでディズニーアニメ「ファインディング・ニモ3D」が入った。

北米映画興行収入トップ10


映画スタジオの推計に基づきロイターが23日にまとめた9月21日─23日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。
題名は原題。
カッコ内は前週の順位。
*は初公開。


順位



1 (*) End of Watch..........................1300万ドル



1 (*) House at the End of the Street........1300万ドル



3 (*) Trouble with the Curve............... 1270万ドル



4 (2) Finding Nemo (3D).....................940万ドル



5 (1) Resident Evil: Retribution............670万ドル



6 (*) Dredd.................................630万ドル



7 (NA) The Master...........................500万ドル



8 (8) The Possession........................260万ドル



9 (4) Lawless...............................230万ドル



10(5) ParaNorman........................... 230万ドル



[ニューヨーク 23日 ロイター]