2012年10月18日木曜日

<彼女がキレイな理由>平山あやさん ファッション好きで衣装に「私物を提案」


女優の平山あやさんが主演するケータイドラマ「私が黄金を追う理由~映画『黄金を抱いて翔べ』スペシャルドラマ~」が携帯電話専用放送局「BeeTV」とドコモのスマートフォン向け動画配信サービス「dマーケット VIDEOストア powered by BeeTV」で配信されている。


ファッションが好きで、役の衣装にアイデアを出し、私物も身につけているという平山さんに休みの過ごし方などを聞いた。

(毎日新聞デジタル)

休みの日は、買い物やドライブ、マッサージ、ネイルサロン、ジム、友だちとの食事など、一日中、「なにか行動しているタイプ」と話す平山さん。

「時間がもったいないから早起きして、できる限りのことを1日でやります。

いろいろやりたいことをやらなきゃって、寝るまでに目いっぱい時間を使う」と精力的に動き、休日を満喫している。

予定は事前に決めず、「朝起きてそのときにやりたいことを決めていく」と直感型。

「好きなことをやっている方がリフレッシュできて、楽しい。

家でのんびりしたりするよりも、行動している方がリラックスできています」と話す。

「学生時代は朝から友だちと会っていろんなところに行ったりしていたけど、大人になってから1人の時間も好きになった」といい、食事以外は1人で出かけることが多い。

中でも「いろんなところを出歩いて洋服屋さんをのぞいたりするのがすごく好き」と明かす。

昔からファッションに興味があり、流行のものよりも自分の好みを重視して、気に入ったスタイルは色違いも購入するほど。

「(同じデザインでも)色によってファッションが変わるから」と話し、私服は毎日、帽子やパンツ、Tシャツなど、その日着たいアイテムを一つ決めて、それに合わせて2分ほどでコーディネートしていくという。


そんな平山さんは、撮影中も日ごろから衣装についてアイデアを出しているといい、今回の「私が黄金を追う理由」で演じた小説家志望の編集者ルカのファッションにも、自身のアイデアが取り入れられた。


「Tシャツはゆったりした薄めの素材のものをさらっと着て、デニムのシャツを羽織っていたりして元気な感じに見せたかった」とポイントを説明、アクセサリーは「華奢(きゃしゃ)な一粒ダイヤのネックレスをしていたり、時計も大ぶりすぎず、さりげないものがいいんじゃないかということで、私物をいくつか提案しました」と明かした。


平山さんが目指す美しさとは? 「特に決めずに、自分なりに自分を成長させていくこと」ときっぱり。

「目標を立てずに、好きなことをやったり、オフの時間を作って楽しんだり、ハッピーな時間を過ごすと、体の中からいいものが出たりして、絶対に(美しさに)影響してくると思う」といい、「楽しんで生活することが一番の目標です」と笑顔で語った。


◇プロフィル

ひらやま・あや。

84年1月13日生まれ。

栃木県出身。

98年の「第23回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、芸能界デビュー。

99年にドラマ「可愛いだけじゃダメかしら?」(テレビ朝日系)で女優デビューした。

その後、01年の映画「ウォーターボーイズ」(矢口史靖監督)などに出演し、ドラマ、映画のほか、バラエティー番組やCMなど幅広く活躍。

11年9月には自身がデザインを手がけるサロペットブランド「HAPPY KIRAKIRA」をスタートさせた。

瀧本美織さん主演の連続ドラマ「パーフェクト・ブルー」(TBS系、月曜午後8時)に出演中。

「私が黄金を追う理由」は、11月3日公開の映画「黄金を抱いて翔べ」のスピンオフ作品。

映画で金塊強奪を企てる男たちを演じる妻夫木聡さん、浅野忠信さんらが映画と同じ役柄で出演している。



こんな映画は見ちゃいけない!(10/18)

本日、とりあげる作品は

「キック・オーバー」 です。

屋台やレストランだけでなく、ヘロイン注射サロンや銃の売買、売春
まで行われている場末の盛り場のごとき混沌。しかし、それはメキシ
コにある正式な刑務所、驚いたことに一般の住民も施設内で寝起きし、
面会日には妻や恋人とセックスするための簡易貸しテント屋が繁盛し
ている。映画は、そんな無法地帯に放り込まれたアメリカ人が、度胸
とアイデアと行動力でギャングを手玉に取り奪ったカネの決着をつけ
る姿を追う。名前も経歴もすべて不明の主人公が恐るべき牙をむく瞬
間が痛快だ。

フランクのカネを強奪したドライバーはメキシコの刑務所に収監され
る。そこはボスのハビが支配する地獄のような場所、ドライバーは英
語を話す少年と知り合い、彼がハビに肝臓を取られる運命だと知る。

少年を救う過程で描かれるのは、メキシコでは人命の値段も安く、値
打ちのない者や目障りな者、しくじった者はあっさりと殺されていく
暴力と無情の掟。そんな世界でサバイバルする男という、メル・ギブ
ソンの原点に戻った設定に胸が躍る。

ドライバーが何者なのか一切の情報はないが、銃器の扱い精通し、ハ
ビやフランクとの交渉時に見せる機転、さらに鮮やかな偽装工作を見
せるなど、高度な訓練を受けていた人間兵器だった過去がうかがえる。
ただ、謎の多さが逆にドライバーに対する距離を産んでしまい、彼の
感情に入り込めないあたりに物足りなさを覚えた。

お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

「キック・オーバー」
についての詳細は、

http://d.hatena.ne.jp/otello/20120807

を参考にしてください。

本日はもう1本

「大恐竜時代」 です。

巨大な頭部と発達したアゴ、筋肉が隆起した後足、太く長い尾。最強
の肉食恐竜・ティラノサウルスの赤みがかった風貌は、凶暴で狡猾、
だが、常に単独で行動するその孤高は美しさすら纏う。一方、家族で
狩りをするタルボサウルスはチームワークが命。親子が役割を分担し
て獲物を追いこんで仕留める。物語はこのファミリーがティラノサウ
ルスに殺され、唯一助かった小さな息子の成長を通じ、弱肉強食の自
然界の掟の中で生き残るためには家族の団結が必要であると訴える。

母と兄、姉2頭と暮らすタルボサウルスの子供・パッチは好奇心が旺盛
だが、まだ狩りには参加させてもらえない。ある日、縄張りをめぐっ
てティラノサウルスのレックスと衝突、バッチは家族を殺される。

他の恐竜の卵を盗で飢えをしのいでいたパッチは、見よう見まねで生
き抜くすべを体得していく。その後メスと出会い、協力して狩りをす
る方法を学ぶうち2頭はつがいメスは卵を産む。パッチは親となり守る
べき家族が出来ていっそうたくましくなっていくが、まだまだレック
スには敵わない。

子育てを通じての生存技術の伝承、集団での頭脳的な狩り、強烈な縄
張り意識と執拗な執念など、この映画で描かれる白亜紀の恐竜たちは
現代の爬虫類と比べて非常に知能が高いが、恐竜学者による考証はき
ちんと受けているらしい。でも、そんな理屈など抜きに、恐竜たちが
暴れまわる姿にわくわくし、遠い過去に想像力をいざなってくれる。

お勧め度=★★*(★★★★★が最高)

「大恐竜時代」
についての詳細は、

http://d.hatena.ne.jp/otello/20120920

を参考にしてください。

本日はもう1本

「劇場版 私立バカレア高校」 です。

誰が強いかどちらが勝つか、不良たちはひたすら喧嘩に明け暮れる。
上品で穏やかな言葉の陰にトゲを潜ませたお嬢様たちは美しさと知略
を競い合う。自分が一番でいたい、少年も少女もその思いを前面に押
し出して学園生活を送ろうとする。映画は、水と油のような男子高と
女子高が合併し、さらに期限付きで他校に居候する限りなくばかげた
設定のなかで、彼らが己の目標やプライドよりも大切なものを見つけ
ていく姿を描く。

第一カトレア学院に転校したバカレア高校の生徒たち。達也ら男子は
雰囲気に馴染めず、文恵ら女子は結花を中心とした第一のグループと
対立する。やがて学園祭が始まるが、不良男子は結花に隔離される。

不良男子を、異臭を放つケダモノととらえている結花が思わぬところ
で彼らの存在価値を知り、女にはない長所を見出す場面がキュートだ。
普段はバカ丸出しなのにいざという時には頼りになる、そんな男子の
魅力に目覚め誤った先入観をあらためていくプロセスは、ミエミエの
仕掛けにもかかわらず無償の善意を感じさせた。

そもそもこのコラボ企画は、ジャニーズとAKBの掛け算になってこそそ
の化学反応が楽しめるはず。ところがお互いの領分から出ることなく、
ハンカチと手紙のやり取り以外はジャニーズもAKBも自己完結してしま
っているのは残念。やはり、最後はミュージカル仕立てにしてジャニ
ーズ対AKBのダンス対決に持っていくくらいのサービス精神は必要だ。

お勧め度=★★(★★★★★が最高)

「劇場版 私立バカレア高校」
についての詳細は、

http://d.hatena.ne.jp/otello/20121015

を参考にしてください。

本日はもう1本

「4:44 地球最期の日」 です。

あと十数時間で地球は滅亡する。運命から逃れる術はなく、人類はた
だその時を待つばかり。もはやすべきことはすべてした、いまさらジ
タバタしても未来は変えられない、絶望に打ちひしがれていては今ま
での自分を否定する結果になる。ゆえにほとんどの市民は普段通りの
日常を送りつつタイムリミットを迎えようとする。セックスと痴話げ
んか、友人との他愛ない会話、映画はそんな大した出来事が起こらな
い"地球最期の日"を描き、数多ある"終末映画"とは一線を画す。
だが、そこに高邁な理想や愛といった人間ならではの感情はない。

オゾン層崩壊が翌日の未明に迫ったある日、NYのアパートに住むシス
コとスカイは、愛し合い、絵画を完成させ、親しい友人や家族に別れ
を告げる。TVでは予言を的中させたアル・ゴアが思いを口にする。

米国では固定電話の代わりにスカイプを使うのが一般的になっている
のだろう、すぐには会えない人とも顔を合わせて会話ができる便利さ
が人の絆を強くするとあらためて認識した。しかし、大した用事でも
ないのに顔を見て話すのはストレスがたまるような気がするが。。。

やがてオゾン層に変化が現れ始め、NYの空にもオーロラが輝きだす。
その美しさの中でシスコとスカイは息絶えていくのかと期待したが、
ぬる〜い映像が続くだけ。どうせなら物語の舞台をアパートの室内に
限定して、シスコとスカイのセリフのみで成り立つ二人芝居といった
実験的な手法を用いるくらいの冒険をしてほしかった。

お勧め度=★*(★★★★★が最高)

「4:44 地球最期の日」
についての詳細は、

http://d.hatena.ne.jp/otello/20121017

を参考にしてください。