2012年9月18日火曜日

『アウトレイジ ビヨンド』が日本でお披露目。北野武監督も自信満々


北野武監督の最新作『アウトレイジ ビヨンド』のジャパンプレミアが18日に都内で開催され、北野監督をはじめ、西田敏行、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、松重豊、小日向文世、高橋克典、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁という豪華"悪人"キャスト陣が一堂に会した。
北野監督は「みなさん主役級だから、ギャラが相当かかりました。
うち(事務所)としても大変」と愚痴をこぼしながらも、高倉健の『任侠』シリーズや深作欣二監督の『仁義なき戦い』など過去の名作群を引き合いに「新しい時代のバイオレンス映画になった」と自信満々でアピールした。


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ヤクザ社会の壮絶なる下克上劇を描き大ヒットした2010年の『アウトレイジ』の続編がついに日本のファンにお披露目された。
獄中死したはずの大友(たけし)が警察の思惑によって釈放され、関東VS関西の両巨頭がぶつかり合う抗争に身を投じる姿が、前作をビヨンド(超越)する極限のバイオレンスで描かれる。


北野監督にとっては、16作目にして初の続編映画で、第69回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された。
惜しくも賞は逃したが「向こうではやたらウケましたね。
(現地にある自身の)ファンクラブの会員とも酒を飲みながら『最高傑作』と評価してもらった。
まあ、酒をおごったのはオレだけど(笑)」。


コワモテ俳優がズラリ勢ぞろいする中、異彩を放つ西田は「念願だった北野監督の作品に出演できて本当に嬉しい。
大声でどなってスッキリしましたし、おかげで血圧も正常に戻った」とユーモアを交え、本作への出演に喜びを表した。
一方、前作からの"生き残り組"にも、今回はさらなる波乱が待ち構えており「頂点に上り詰めた男の末路をぜひ見てください」(三浦)、「出世して若頭になったんですが、どうもその器じゃなかったようで、ひどい目に遭いました」(加瀬)とファンの期待をあおっていた。


『アウトレイジ ビヨンド』

10月6日(土)より全国ロードショー

篠原涼子&香川照之、愛息からの“激励”で声優大奮闘


[映画.com ニュース] 女優の篠原涼子と俳優の香川照之が9月18日、声優を務める尾田栄一郎原作の人気アニメシリーズ「ワンピース」の劇場版最新作「ONE PIECE FILM Z」の公開アフレコを都内のスタジオで行った。


【フォトギャラリー】篠原涼子と香川照之が出席した公開アフレコの模様はこちら



大ヒットを記録した前作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」(2009)以来、3年ぶりに原作者・尾田自らが総合プロデューサーを務め、劇場版では初めての「新世界編」を描く。
ルフィたち麦わらの一味は、全海賊の抹殺を企む元海軍大将ゼットと新世界の命運をかけた戦いに挑む。
人気放送作家の鈴木おさむが脚本を担当し、「プリキュア」シリーズを手がけてきた長峯達也監督がメガホンをとった。


第2子出産後初の映画作品で声優に挑んだ篠原は、「声優のお仕事はずっとあこがれだったので、こんな大きな作品にビビッてしまった。
プレッシャーに負けながらも楽しく、また機会があればやりたい」と意欲満々。
ルフィ一味の前に立ちはだかるゼット最強の部下で"モドモドの実"の能力者・アイン役を演じ、「アインはナイスバディだけど、こっちの世界は見えないから何でもできちゃう。
篠原涼子ではなく、アインそのものが出てくるように願いを込めながらやった」と語った。


"モサモサの実"の能力を操る忍者風の男ビンズを演じる香川も、「非常に大きな漫画で大きな体験をしている。
(ビンズの)色の組み合わせが好きで、違和感を覚えずに入り込めた」と手応えを感じていた。
アドリブも多いそうで、「有り得ないくらいの打撃を受けるわけで、人類が体験したことのない声が出るはず。
『思いっきり言っちゃって』と言われているので、『ONE PIECE』ってそういう世界なんだなって。
等身大よりも大きく演じている」と役に入り込んでいた。


また、篠原の長男は同シリーズのファンだそうで「内容に追いつけていないけれど、キャラクターが好きでお部屋にある。
私が声優をやることになったらテンション上がっちゃって、『あのおもちゃ持ってきて』とおねだりしてくる」とほほ笑んだ。
香川も今作を機に原作コミックを全巻読破したといい、「大変な勢いで引き込まれていくので、老眼が進んじゃった(笑)。
息子が好きで、家で『モサモサの~』って練習していたら、『違うな』ってダメ出しされた」と明かし、笑いを誘った。


「ONE PIECE FILM Z」は12月15日から公開。

広末涼子“モンチッチ”堺雅人に胸キュン!『鍵泥棒のメソッド』初日


内田けんじ監督の4年ぶりの新作『鍵泥棒のメソッド』が15日に全国で封切られ、内田監督をはじめ、堺雅人、香川照之、広末涼子、森口瑤子が新宿バルト9で初日舞台あいさつに登壇した。


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本作は、『運命じゃない人』『アフタースクール』など先が読めないスリリングな悲喜劇で高く評価される内田監督の最新作で、キーワードはずばり"胸キュン"。
広末は「堺さんのモンチッチヘアがすごく可愛い。
映画ではもっと長いし、こんな短いの初めて」とこの日珍しく短髪で登場した堺に思わず胸キュンした様子。
堺は「若い人はモンチッチってわかかるのかな。
でも非常に光栄」とニンマリしていた。


その後広末が「髪は短ければ短いほど好き」だと告白すると、内田監督はすかさず帽子を脱ぎ、坊主頭をアピール。
香川は「バリカン持ってこい!」と息巻いた。
その香川は一昨年のNHK大河ドラマ『龍馬伝』を皮切りに、広末と3年連続で共演しており「『龍馬伝』では広末さんを追いかけ回す役で、去年共演した役ではちょっと好きになってくれて、今回やっと両思いになれるんです」と満面の笑み。
さらに「そして今年の秋の舞台では、僕がついに広末さんを振るんです」とドヤ顔を見せた。


銭湯で記憶を失った殺し屋コンドウ(香川)のロッカーの"鍵"を、売れない役者・桜井(堺)が盗んだことからふたりの人生が逆転。
桜井が危険な裏稼業に巻き込まれ、ピンチに立つ一方、コンドウは婚活中の女性編集長・香苗(広末)と出会い、逆プロポーズされてしまう。
「本当に面白い映画。
期待してください。
以上です」(堺)、「幸せな時間を過ごせるはず。
僕も一緒に座ってみなさんと見たい」(香川)、「きっと3連休がハッピーになる映画。
たっぷり笑って、楽しんで」(広末)とキャスト陣も自信のアピールだった。


映画は第15回上海国際映画祭で、日本映画として初の最優秀脚本賞を受賞。
9月11日(現地時間)には、トロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門で上映され、会場を笑いに包んだ。


『鍵泥棒のメソッド』

公開中

園子温監督『希望の国』がNETPAC賞受賞!優れたアジア映画に与えられる賞として最高の栄誉!【第37回トロント国際映画祭】


現地時間9月16日、第37回トロント国際映画祭の最終日、園子温監督の『希望の国』がNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞し、今年のトロントで豊作だった日本映画の中でも最注目に値するアジア映画としての栄誉に輝いた。


映画『希望の国』写真ギャラリー



NETPAC(The Network for the Promotion of Asian Cinem)賞とは、最も注目すべきアジア映画に与えらる"特別賞"的な価値を持つもの。
審査員は「社会的にも政治的にも影響力の大きかった事件(東日本大震災)のトラウマから希望と愛を見出そうとする複雑な状況を見事に表現した本作は今回の受賞に値する」と受賞理由を説明した。


トロント映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門で上映された本作は、フランスの配給会社も決定し、映画にとってダブルのご褒美が舞い降りたといえるだろう。
園監督は、「あのとき、日本で何が起きたか、今でも日本で何が起きているのか、世界に見てほしい。
この映画がきっかけになればうれしいです」とコメントしている。


また、今年のトロント映画祭では日本映画が好調で、阿部寛と、EXILEのHIROとの結婚を発表する前にトロント入りしていた上戸彩らが華やかに登壇した『テルマエ・ロマエ』の会場は大きな笑いに包まれ、内田けんじ監督作『鍵泥棒のメソッド』は上映後のQ&Aですかさず「ハリウッドのリメイクを検討してはどうか?」という声が上がった。
黒沢清監督作「贖罪」は4時間半の長尺ドラマにも関わらず3回の公式上映が全てソールドアウトするなど、関係者にとっては今後の大きなステップになるような成果を見ることができた。


日本映画の他にも、今年のトロントでは映画の売り買いが好調で、カンヌやベネチア、ベルリンのように公式なマーケットが設置されていないにもかかわらず、会場のホテルやカフェ、レストランなどで積極的に商談が行われ、約40作品もの大型契約がまとまったとトロント映画祭は公式発表している。
(取材・文:高松美由紀 / 編集部・市川遥)



映画『希望の国』は10月20日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

サブカルだった「踊る大捜査線」が国民的人気シリーズに!本広克行監督、15年間の思いを「新たなる希望」に託す


本広克行監督が、完結編となる映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』の公開を受け、15年間メガホンを取ってきた「踊る大捜査線」シリーズの制作秘話を明かした。


映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』写真ギャラリー



1994年に放送された連続ドラマ「お金がない!」の7話と10話でメガホンを取り、織田裕二とタッグを組んでいた本広監督。
1997年に放送された連続ドラマ「踊る大捜査線」の監督に決まったのは、「お金がない!」のときに何かはじけるものを感じたという織田からの逆指名がきっかけだった。


プロデュースを手掛けた亀山千広は、「ロングバケーション」をヒットさせたばかり。
「作りたいものを作りなよ。
いろいろバックアップするから」と言われたという本広監督は、「ビデオにするつもりはない」と言われたのをいいことに、放送1回のためにしか使うことのできないクラシック、アニメの楽曲を多用し、テレビではまだそんなに有名ではなかったキャストたちのアドリブを、どんどん膨らませ、自由な演出を展開。
織田の直感は的中し、本広監督のセンスがサブカルチャーを好む人たちの心に火を付け、「踊る大捜査線」シリーズは国民的人気シリーズへと発展していった。


「メインストリームの大きな映画よりも、ちまっとした手作り感のあるものが好きなんですよね」と今もサブカルチャーへの造詣が深い本広監督。
興行収入173億5,000万円の爆発的ヒットを記録した映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』の後、『交渉人 真下正義』『容疑者 室井慎次』といったスピンオフ作品を経て、劇場版「踊る大捜査線」として7年ぶりに公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』について、「あれは『踊る大捜査線』というよりもむしろ、青島俊作のスピンオフなんですよ」と明かす。


「『踊る大捜査線』は大きな実験室だった」とも振り返る本広監督は、「THE MOVIE 3」の実験で、「青島さんの話だけっていうのは、やっぱり観たものはもの足りない。
やっぱり室井さんにもガッと来てほしいし、すみれさんにもガッと来てほしい。
やっぱりそれが『踊る大捜査線』」と実感したという。
「今回は間違いなく、みんなが喜ぶものを詰め込みました」と「THE FINAL」に自信を見せる。


完結編には、「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード4の原題に付けられた副題「A New Hope」から取り、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』とタイトルが付けられた。
織田裕二演じる青島俊作と柳葉敏郎演じる室井慎次を軸に、所轄と官僚、組織社会でのジレンマを描き出してきた「踊る大捜査線」シリーズ。
本広監督は「『新たなる希望』というタイトルは、今苦しんでいるいろいろな組織、日本の社会全てに掛かっています。
ちゃんとした希望というか、理想を持った人たちが歩んでいける社会になったらいいという思いで作りました」と完結編に込めた思いを明かした。
(編集部・島村幸恵)



映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は全国公開中

森崎東監督、威風堂々の佇まい 「ペコロスの母に会いに行く」撮影順調


[映画.com ニュース] 森崎東監督の約8年ぶりとなる新作「ペコロスの母に会いに行く」の撮影現場がこのほど、ロケ地となる長崎市内で報道陣に公開された。
台風がにじり寄る不安定な天気のなかでも、森崎監督はブランクを感じさせない貫禄で、主演・岩松了の演技を射るような眼差(まなざ)しで見守った。


ペコロス頭の岩松了、長崎市内で会見した森崎東監督、赤木春恵ら、その他の写真はこちら



岡野雄一氏の介護日誌漫画「ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの玉手箱」を映画化する今作は、85歳になる認知症の母と、離婚し子連れで長崎に戻った息子による、心温まる日常のやり取りを描く。
ロケ地・長崎出身の岩松が主人公・岡野ゆういち、若かりし頃の母みつえを同じく長崎出身の原田貴和子が演じる。
また、認知症を患う年老いたみつえ役を務めるはずだった倍賞美津子は体調の問題で、赤木春恵にバトンタッチされた。


この日の撮影は、市内の居酒屋「森山酒店」で岩松扮するゆういちが息子・まさき(大和田健介)を呼び出し、焼酎を飲みながら認知症の症状が進行する母について語らうシーンだ。
森崎監督が"ランタン祭"のパンフレットの広げ方について指示を送ると、監督補の佐藤雅道が即座に現場へ伝え、森崎組の常連でもある撮影監督の浜田毅はキビキビとした動きでチェックに余念がない。
こうした大ベテランのスタッフたちに囲まれた森崎監督は、モニターの前にドカッと座り、威風堂々とした佇まいだ。


「ニワトリはハダシだ」(2004)以来、約8年ぶりのメガホンとなる森崎監督は、オファーを引き受けた理由を「原作者に会ってみて、その人となりを見て、この人の話ならばという気持ちでお受けした。
ただただ、良さそうだ。
長崎だから気楽そうだ。
スケベな話が最初にあるしね」とユーモアを交えながら説明。
島原出身となるため、地元へ凱旋ということになるが、「恥ずかしい故郷と思っていたがこの頃はすっかりそういう意識がなく、普通になって良かったなあと思う」と目を細める。


岩松も、森崎監督の話に同調し「昔は地元がイヤでイヤで、東京へ行きたくて仕方がなかった。
年を取ると、そんなものでもないなと。
ここには豊かなものがあると感じています」。
現代を生きる人々の深層心理にある高齢社会の介護をテーマにしていることについては、「母の七回忌があったばかり。
東京に出て行ったきり、これまで親に尽くしていないなと思っていた。
今回、映画で介護をしようとしているけれど、自分の中では罪滅ぼし。
精いっぱい、赤木さんを介護してあげたい」と言葉に力を込めた。


88歳の赤木は、亡き母へと思いを馳せる。
「85歳で亡くなったのですが、認知症だったんですよ。
それをいくらか参考にしています」。
今作への出演を決意した理由は、「それは森崎先生だからです。
松竹の『藍より青く』と『野良犬(1973)』に出させていただいたんですが、先生の厳しさ、男っぽさに接することができました。
私は森崎先生の大ファンですから」とニッコリ。
さらに、「これまでテレビと舞台が中心で、明けても暮れても姑役。
本当は弱いのにね。
だから今回のお母さん役、本当に楽しみにしていたのよ。
米寿ですから、これが最後のいい記念になるんじゃないかしら。
頑張ります」と並々ならぬ意欲をうかがわせた。


今作は、5月上旬にFacebook上で応援ページ(http://www.facebook.com/Pekorosu)を開設すると、1カ月強で5000人以上が「いいね」を押し、現在(9月17日)は7131人におよんでいる。
また、応援団のネットワーク総数は、クランクインして間もないにもかかわらず90万人を突破。
米ロサンゼルスに住む日本人から協賛金が振り込まれるなど、今作に大きな期待が寄せられているという。


「ペコロスの母に会いに行く」は、2013年夏に長崎で先行公開され、秋に全国で公開。

押井守監督「パトレイバー」を実写映画化? ニコニコ生放送でポロリ。


世界的に注目されている押井守監督が17日、ニコニコ生放送「押井守ブロマガ開始記念! 世界の半分を怒らせる生放送 押井守×鈴木敏夫×川上量生」にて、人気漫画でもありOVA版で監督を務めた経験もある「パトレイバー」の実写化の企画が進行中であることを示唆した。


押井守監督「パトレイバー」を実写映画化? ニコニコ生放送でポロリ。
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これは番組半ばに旧知の間柄でもある鈴木敏夫氏から「『パトレイバー』実写で映画化するの?」と尋ねられた際のもので、押井監督は「言えるわけないでしょ!」と最初は否定しつつも「急に忙しくなったの。
ここ3年間暇だったのに」と現在進行中であることを示唆。
さらに、鈴木が「外国が出資するんでしょ?」と聞くと、押井監督は「それはまた別の話」とさらなる企画の存在も匂わせ、ファンにとってはうれしい報告だった。


同番組は押井監督がニコニコチャンネル『押井守の「世界の半分を怒らせる」。
』を開設したのを記念して配信されたもので、この日は押井監督とスタジオジブリプロデューサーの鈴木敏夫氏、スタジオジブリ見習いにして株式会社ドワンゴ会長の川上量生氏と対談が実現。
監督論や作品についても語られたほか、視聴者の質問に答える時間も設けられて対談は大盛りあがりとなった。


ほかにも押井監督の代表作とも言える『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』『イノセンス』の発想の原点について触れる場面も。
同作は人間と人形(サイボーグ)の境界線が曖昧(あいまい)になった近未来を描いた物語だが、押井監督自身が感じた体の不調からきているそうで、鈴木氏によると当時体の調子が芳しくなかった押井監督は毎週のように中目黒へ飲みに行き「それ(お酒)がないと、もたない体になっていた。
それが発想の起点だよね」と吐露。
続けて、「たとえば、機械の力を借りないと僕は生きていけない。
みんな歯医者に行っていろんなものをくっつけないと物も食えない時代になっている。
多かれ少なかれ機械の恩恵に属している。
それが増えてきたら当然本来の動物としての機能を失うでしょ」と押井監督自身の体験から生まれたものだったという逸話を明かしていた。
(取材・文:中村好伸)