マネキンを使った異色コメディ「オー!マイキー」の石橋義正監督が、山田孝之主演で撮った映画『ミロクローゼ』(11月24日公開)は、またもや規格外(!?)の突き抜けた快作となった。
構想から公開まで8年を費やした本作は、ポップでグルービーなダンスから、キレのある殺陣までを盛り込んだ、破天荒ファンタジー。山田は、本作で恋する無垢な会社員、草食系男子の悩みをバッサリ斬る青春相談員、さらわれた恋人を探す片目の浪人と、一人三役に挑んだ。石橋監督にインタビューし、その飽くなきチャレンジ精神について聞いてみた。【写真を見る】一人三役の山田孝之がノリノリでファンキーなダンスを披露!「最初にいろんな世界観のアイデアを思いつき、それを一つの映画にしようと思いました。最終的には三つの世界に絞り込み、それをオムニバス映画ではなく、一つの映画として見せようとしたんです。全編を一人の役者が演じることにより、映画を見終わった後で、何か一人の人物を想像できるようなまとめ方をしたいと思いました。でも、そのためには、全く異なる人物を演じ分けるという演技力が必要でした。そこで山田孝之さんにお願いしましたが、非常に良かったです。きっちり三人を演じ分けてくれて、その実験的な部分が成功したかなと思います」。独自の石橋ワールドが炸裂した本作だが、監督はどんなクリエイターから影響を受けてきたのだろうか。「鈴木清順さん(本作に出演)、黒澤明監督、海外でしたら、スタンリー・キューブリック、ブライアン・デ・パルマ、フランシス・コッポラなど、大御所の影響は全て受けていると思います。でも、今回やってみて、つくづく感じたのは、両親の影響ですね。親が京友禅をやっていて、僕もその影響で、高校から日本画をやっていたんです。映像は大学に入ってから始めましたが、子供の頃から日本の伝統工芸を見てきたので、どうしても画が平面的な構成になるんです。絵巻物的な画が好きというか、奥行きよりも平面的なレイアウトをしてしまう。左右対称のシーンも多かったです」。本作は2011年の香港映画祭を皮切りに、各国の映画祭で上映され、ようやく日本で凱旋公開されることになった。各国での反応はどうだったのか。「この映画のコンセプトとして、映画を鑑賞するというよりも、『ミロクローゼ』に遊びに行こうって感じで見に来てもらえたらと思っていまして。海外の人の見方は、結構それに近いものがあり、素直に楽しもうとしてくれました。リアクションも大きいから、見ていて気持ちが良かったです」。特に、アメリカのニューヨーク・アジア映画祭ではオープニング作品に選ばれ、山田が日本人初のライジング・スター・アワードを受賞したことも記憶に新しい。山田の受賞について「非常に嬉しかったです」という。「ご本人自体は、海外や日本とかを意識していないと言っていましたが、活躍の場が広がれば広がるほど良いのではないかと。でも、それは、本作で受賞したということではなく、彼の今までの積重ねからだも思っています」。さらに石橋監督は、山田の俳優としての姿勢に感銘を受けたそうだ。「通常、俳優なら、自分が前面に出たいという気持ちがあるんだろうけど、彼はそれよりも、監督が何を作りたいのかってことを第一に考えてくれる。作り手としてやってくれた気がするので、非常にやりやすかったです。監督と俳優という関係の溝みたいなものがなくて、一緒にものを作っているような感じでした。きっと彼はどの作品に出てもそうなんだろうなと。また、次の作品でもご一緒したいです」。本作で、監督、脚本、美術、編集、音楽と、五足のわらじを履いた石橋監督には、やはり自分自身のオリジナルへのこだわりがある。「映画に人が来ないから、テレビや漫画の映画化というだけじゃなくて、映画を作る人も色々考えていこう!という気持ちはあります。ヒットしようがしまいが、作り手がそういう気持ちを失ってはいけない。常に挑戦です。何年かかったとしても『この作品を作るんだ』ということの方が大事じゃないかと僕は常々思っています。失敗することもあるけど、それを気にしていたら、世の中が面白くなくなるし。次から次へ新しいことをやっていかないと」。石橋監督のクリエイターとしてのスピリットにほれぼれする。海外で多くの映画人を驚嘆させた『ミロクローゼ』とは、いったいどんな映画なのか!?刺激的でポップでお茶目、でも愛とペーソスにあふれた石橋ワールドへ是非遊びに行こう!【取材・文/山崎伸子】
2012年11月22日木曜日
総監督たかみなの涙の意味は!?……『DOCUMENTARY OF AKB48』新作特報映像
アイドルグループAKB48の2012年を追ったドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』が2013年2月に公開される。
7パターンの特報映像が12年11月23日より全国のTOHOシネマズで順次上映される。 特報映像は活動7周年を記念して7パターンが作成された。また22日より、公式ウェブサイトでも毎日1タイプずつ紹介される。同時にポスター、チラシも解禁された。 「2012年のAKB48は、ドラマティックな一年だった。しかし、その裏側は、もっと、ドラマティックでセンセーショナルなものである」(秋元康)。誕生から7年。念願の東京ドーム公演、そして前田敦子卒業によって、新時代の幕が明ける。AKB48第1章の軌跡と新時代への第1歩に密着したドキュメンタリー。 『DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る?』は2013年2月1日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー。企画:秋元康、監督:高橋栄樹、配給:東宝映像事業部。
多岐川華子、離婚後初の公の場「仕事頑張る」
女優・多岐川華子(24)が21日、俳優・仁科克基(まさき、30)との離婚後、初めて公の場に登場した。
都内で行われた映画「ロックアウト」(23日公開)の試写会にタレント・小島よしお(32)とゲスト出演。「大変でしたけど、今はお仕事を頑張りたいと思っています」と吹っ切った表情を見せた。 2世タレント同士のカップルとして注目を集めた夫婦は、10月22日に結婚1年9か月でスピード離婚。母で女優の多岐川裕美(61)も心配していたといい、「『お仕事頑張ってね』と言われました」。先日、テレビ出演した仁科が多岐川にメールで離婚を申し出られたと説明したが、「それは違う」と否定した。 試写会では小島が「やめときゃよかったな~。トライトライトライ」と新ギャグを披露。多岐川もマネしていた。
こんな映画は見ちゃいけない!(11/22)
本日、とりあげる作品は
「人生の特等席」 です。
目はかすみ足はふらつき小便の出も悪い。老いぼれたスカウトマンは、
それでもフィールドに通いつめ若い才能を探し求める。データより経
験と直観、「マネーボール」の逆をいく主人公は決して自らの流儀を
曲げない筋金入りの頑固者。そして有能な弁護士として活躍する娘も
彼の血を濃く引いている。映画は、父を手伝う娘が野球の素晴らしさ
を再認識し、人生の指針を得る姿を描く。その、お互い気にかけてい
るのに素直になれず反目ばかりしている2人が、野球を通じて徐々に過
去のわだかまりを解いていく過程が穏やかな感銘と共感を呼ぶ。
高校生の視察に向かったガスを心配した上司は、ガスの娘・ミッキー
に同行するように頼み込む。ミッキーは重要な案件を抱えていたがガ
スと合流、2人はドサ周りを続けるうちに相手の本心を探ろうとする。
父と息子ならキャッチボールだが、ミッキーはガスの投げた球をバッ
トで打つ。男同士だと対等な関係を築けたはずが、父娘の間柄が彼ら
の心情を余計に複雑にする。元々ガスは頭のいいミッキーが自分を超
えるのを期待していたのだろう、ジャストミートしたミッキーの打球
が外野へ飛んでいくシーンは、父娘という男女間の、埋めがたいが触
れあうことはできる微妙な距離感を象徴していた。
その後すれ違う2人の感情が、他球団のスカウトマン・ジョニーを触媒
にして接点を持ち始めるが、彼らに共通するのは野球への深い愛と理
解。選手だけではない、のどかな野球場の雰囲気が郷愁を誘う。
お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)
「人生の特等席」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121020
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ドリームハウス」 です。
夢にまで見たマイホーム、美しい妻・幼い娘たちとの幸福に満ちた暮
らし、そして新しい人生のスタート。男にとって未来は輝かしいもの
になるはずだった。あの悲劇の記録を目にするまでは。意味ありげな
表情の隣人、不審な人影、やがて明るみになっていく凄惨な事実。物
語は念願の一戸建てを手に入れた主人公一家が遭遇する恐怖を描く。
それは過去から甦った亡霊、忘れていた忌わしい体験でもある。とこ
ろが、映画はそんな手垢のついたホラーの定石をはるかに凌駕し、妄
想と現実のはざまで行きかう予期せぬ展開の連続に、思わず身を乗り
出し、息をのんだ。
郊外の一軒家で妻とふたりの娘とともに執筆生活に入ったウィル。だ
が、娘たちは夜な夜な不気味な影や物音に脅える。その後、かつてこ
の家で一家惨殺事件が起こり、犯人が帰ってきたと知らされる。
有能な編集者だったウィルが、なぜ事件を知らなかったのか、家の購
入前に調べなかったのか。その矛盾はウィルの一見明晰で信頼のおけ
そうに見える人間像を徐々に壊していく。見たいものしか見ず、都合
の悪いことには耳目を塞いでいるのではという疑問。さらに、ウィル
が独自に調査していくうちに思いもよらぬ衝撃の真実が明らかになっ
ていく過程は、ミステリアスかつスリリング。
ウィルを演じたダニエル・クレイグは人格の変化をサラサラヘアとオ
ールバックで演じ分け、愛と苦悩、怒りといった感情を表現する。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「ドリームハウス」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121005
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ふがいない僕は空を見た」 です。
不妊症を義母に責められる女は高校生とのセックスを唯一の逃げ場に
している。「いっぱい出して」と懇願する言葉の裏にあるのは、心が
通わぬ夫よりも空想の恋人の精を体内にとどめておきたいという願い。
誰かに気持ちを分かってもらいたい、彼女の切ない思いは現実逃避の
世界でしか叶わない。そんなヒロインを田畑智子が壊れそうなほどの
繊細さで演じている。映画はふたりの愛と破局を通じて、人生にがん
じがらめにされた人々の閉塞感を描く。それは喪失感にも似た諦め、
未来への希望を失った者にとって、空は青いほど寒々と感じるのだ。
アニメ好き主婦・里美と知り合った卓巳は、彼女の部屋を訪ねてコス
プレプレイを続けている。ある日、同級生に告白されたのを機に卓巳
は里美と別れようとするが、里美は「呪ってやる」と卓巳をののしる。
里美の不義を疑う義母によって盗撮されていた里美と卓巳の性行為は
動画サイトで公開される。さらに卓巳の親友・良太はプリントしたそ
の画像をばらまくのを手伝う。ネットに流したのは里美なのか、良太
はなぜ卓巳を苦しめるのか。それらは、どんな人間も笑顔の裏に底知
れぬ悪意や嫉妬を抑え込んでいて、ふとしたきっかけで爆発すること
を示唆する。
だが、時制をシャッフルしたり唐突に良太の話に切り替わるなど、編
集の意図が全く理解できず戸惑いばかりが残る。良太のエピソードは
カットして上映時間を短くすれば引き締まった印象になったはずだ。
お勧め度=★★(★★★★★が最高)
「ふがいない僕は空を見た」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121119
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ボディ・ハント」 です。
目で見たことは正しいのか、心で感じたことは真実なのか。哀しみを
纏った孤独な青年は忌わしい過去と重大な秘密を抱えている。転校し
てきた少女は、彼の純粋な瞳に魅かれ寂しさを癒してやろうとする。
ところが周囲の人々は彼らの交際を快く思わない。物語は森のそばの
一軒家に引っ越してきた母娘が隣人の事情に首を突っ込むうちに恐ろ
しいトラブルに巻き込まれていく姿を追う。大人の無理解、蔓延する
黒い噂、それでも彼を信じるヒロインの直截的な正義感がいかにもテ
ィーンエイジャーらしい。
格安物件を借りたサラとエリッサ母娘は、夫婦惨殺事件があった隣家
にひとりで暮らすライアンと知り合う。しかし、ライアンは行方不明
になったとされている妹のキャリー・アンを地下室に監禁していた。
悲劇の当事者として地域の住人から距離を置かれているライアン。両
親の離婚に胸を痛めているエリッサは彼の繊細な気持ちの理解者とな
っていく。映画の冒頭でキャリー・アンが両親を刺し逃走するが、ラ
イアンは密かに彼女を保護して人目につかないように拘束している。
そこにはかわいい妹を犯罪者にしたくないライアンの、歪んではいる
が深い愛が横たわっているよう。
一方、サラがライアンを食事に招待しておきながらエリッサとの交際
を禁じたり、登校したライアンに男子生徒が絡むシーンにライアンへ
の偏見が凝縮され、その反発からエリッサがライアンに急接近する設
定が共感を呼ぶ。
お勧め度=★★*(★★★★★が最高)
「ボディ・ハント」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121121
を参考にしてください。
「人生の特等席」 です。
目はかすみ足はふらつき小便の出も悪い。老いぼれたスカウトマンは、
それでもフィールドに通いつめ若い才能を探し求める。データより経
験と直観、「マネーボール」の逆をいく主人公は決して自らの流儀を
曲げない筋金入りの頑固者。そして有能な弁護士として活躍する娘も
彼の血を濃く引いている。映画は、父を手伝う娘が野球の素晴らしさ
を再認識し、人生の指針を得る姿を描く。その、お互い気にかけてい
るのに素直になれず反目ばかりしている2人が、野球を通じて徐々に過
去のわだかまりを解いていく過程が穏やかな感銘と共感を呼ぶ。
高校生の視察に向かったガスを心配した上司は、ガスの娘・ミッキー
に同行するように頼み込む。ミッキーは重要な案件を抱えていたがガ
スと合流、2人はドサ周りを続けるうちに相手の本心を探ろうとする。
父と息子ならキャッチボールだが、ミッキーはガスの投げた球をバッ
トで打つ。男同士だと対等な関係を築けたはずが、父娘の間柄が彼ら
の心情を余計に複雑にする。元々ガスは頭のいいミッキーが自分を超
えるのを期待していたのだろう、ジャストミートしたミッキーの打球
が外野へ飛んでいくシーンは、父娘という男女間の、埋めがたいが触
れあうことはできる微妙な距離感を象徴していた。
その後すれ違う2人の感情が、他球団のスカウトマン・ジョニーを触媒
にして接点を持ち始めるが、彼らに共通するのは野球への深い愛と理
解。選手だけではない、のどかな野球場の雰囲気が郷愁を誘う。
お勧め度=★★★*(★★★★★が最高)
「人生の特等席」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121020
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ドリームハウス」 です。
夢にまで見たマイホーム、美しい妻・幼い娘たちとの幸福に満ちた暮
らし、そして新しい人生のスタート。男にとって未来は輝かしいもの
になるはずだった。あの悲劇の記録を目にするまでは。意味ありげな
表情の隣人、不審な人影、やがて明るみになっていく凄惨な事実。物
語は念願の一戸建てを手に入れた主人公一家が遭遇する恐怖を描く。
それは過去から甦った亡霊、忘れていた忌わしい体験でもある。とこ
ろが、映画はそんな手垢のついたホラーの定石をはるかに凌駕し、妄
想と現実のはざまで行きかう予期せぬ展開の連続に、思わず身を乗り
出し、息をのんだ。
郊外の一軒家で妻とふたりの娘とともに執筆生活に入ったウィル。だ
が、娘たちは夜な夜な不気味な影や物音に脅える。その後、かつてこ
の家で一家惨殺事件が起こり、犯人が帰ってきたと知らされる。
有能な編集者だったウィルが、なぜ事件を知らなかったのか、家の購
入前に調べなかったのか。その矛盾はウィルの一見明晰で信頼のおけ
そうに見える人間像を徐々に壊していく。見たいものしか見ず、都合
の悪いことには耳目を塞いでいるのではという疑問。さらに、ウィル
が独自に調査していくうちに思いもよらぬ衝撃の真実が明らかになっ
ていく過程は、ミステリアスかつスリリング。
ウィルを演じたダニエル・クレイグは人格の変化をサラサラヘアとオ
ールバックで演じ分け、愛と苦悩、怒りといった感情を表現する。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「ドリームハウス」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121005
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ふがいない僕は空を見た」 です。
不妊症を義母に責められる女は高校生とのセックスを唯一の逃げ場に
している。「いっぱい出して」と懇願する言葉の裏にあるのは、心が
通わぬ夫よりも空想の恋人の精を体内にとどめておきたいという願い。
誰かに気持ちを分かってもらいたい、彼女の切ない思いは現実逃避の
世界でしか叶わない。そんなヒロインを田畑智子が壊れそうなほどの
繊細さで演じている。映画はふたりの愛と破局を通じて、人生にがん
じがらめにされた人々の閉塞感を描く。それは喪失感にも似た諦め、
未来への希望を失った者にとって、空は青いほど寒々と感じるのだ。
アニメ好き主婦・里美と知り合った卓巳は、彼女の部屋を訪ねてコス
プレプレイを続けている。ある日、同級生に告白されたのを機に卓巳
は里美と別れようとするが、里美は「呪ってやる」と卓巳をののしる。
里美の不義を疑う義母によって盗撮されていた里美と卓巳の性行為は
動画サイトで公開される。さらに卓巳の親友・良太はプリントしたそ
の画像をばらまくのを手伝う。ネットに流したのは里美なのか、良太
はなぜ卓巳を苦しめるのか。それらは、どんな人間も笑顔の裏に底知
れぬ悪意や嫉妬を抑え込んでいて、ふとしたきっかけで爆発すること
を示唆する。
だが、時制をシャッフルしたり唐突に良太の話に切り替わるなど、編
集の意図が全く理解できず戸惑いばかりが残る。良太のエピソードは
カットして上映時間を短くすれば引き締まった印象になったはずだ。
お勧め度=★★(★★★★★が最高)
「ふがいない僕は空を見た」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121119
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ボディ・ハント」 です。
目で見たことは正しいのか、心で感じたことは真実なのか。哀しみを
纏った孤独な青年は忌わしい過去と重大な秘密を抱えている。転校し
てきた少女は、彼の純粋な瞳に魅かれ寂しさを癒してやろうとする。
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黒い噂、それでも彼を信じるヒロインの直截的な正義感がいかにもテ
ィーンエイジャーらしい。
格安物件を借りたサラとエリッサ母娘は、夫婦惨殺事件があった隣家
にひとりで暮らすライアンと知り合う。しかし、ライアンは行方不明
になったとされている妹のキャリー・アンを地下室に監禁していた。
悲劇の当事者として地域の住人から距離を置かれているライアン。両
親の離婚に胸を痛めているエリッサは彼の繊細な気持ちの理解者とな
っていく。映画の冒頭でキャリー・アンが両親を刺し逃走するが、ラ
イアンは密かに彼女を保護して人目につかないように拘束している。
そこにはかわいい妹を犯罪者にしたくないライアンの、歪んではいる
が深い愛が横たわっているよう。
一方、サラがライアンを食事に招待しておきながらエリッサとの交際
を禁じたり、登校したライアンに男子生徒が絡むシーンにライアンへ
の偏見が凝縮され、その反発からエリッサがライアンに急接近する設
定が共感を呼ぶ。
お勧め度=★★*(★★★★★が最高)
「ボディ・ハント」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121121
を参考にしてください。
2012年11月21日水曜日
『第5話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
| タイトル: | 第5話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 対応機種: | ビデオ再生対応iPod / iPhone / iPad | |
| 配信期間: | 2012/11/14 10:00 ~ 2013/10/09 23:59 | |
| 収録時間: | 28分 | |
| 出演者: | 山田孝之 木南晴夏 宅麻伸 ムロツヨシ 岡本あずさ 佐藤二朗 | |
| 監督: | 福田雄一 | |
| 原作者: | ---- | |
| シリーズ: | 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 配給元: | テレビ東京オンデマンド | |
| ジャンル: | 見逃し配信 ギャグ・コメディ アクション | |
| 平均評価: |
|
仏(佐藤二朗)のお告げに従い、邪悪な気が蔓延しているというサクーラの村へとやって来たヨシヒコ(山田孝之)たち。実際に村へとやって来てみると、確かに治安は悪いようだが、素晴らしい指導者がいるおかげで村は平和に保たれているようにみえる。ところが、ヨシヒコたちは村から逃げ出そうとしている男と遭遇し、村には村人たちを洗脳して魔物のエサにしている恐ろしいシャーマンがいると聞かされる…。
『第4話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
| タイトル: | 第4話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 対応機種: | ビデオ再生対応iPod / iPhone / iPad | |
| 配信期間: | 2012/11/07 10:00 ~ 2013/10/09 23:59 | |
| 収録時間: | 28分 | |
| 出演者: | 山田孝之 木南晴夏 宅麻伸 ムロツヨシ 岡本あずさ 佐藤二朗 | |
| 監督: | 福田雄一 | |
| 原作者: | ---- | |
| シリーズ: | 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 配給元: | テレビ東京オンデマンド | |
| ジャンル: | 見逃し配信 ギャグ・コメディ アクション | |
| 平均評価: |
|
トロダーン村の村長が、なにやら邪悪な気が漂う鍵を持っているとの仏(佐藤二朗)のお告げに従い、ヨシヒコ(山田孝之)たちはトロダーンの村へとやって来た。村では邪悪な幽霊から身を守ってもらう代わりに、村人は村長に重い年貢を納めなければならず苦しんでいた。村に幽霊が出るのも鍵のせいだと考えたヨシヒコは、早速村長に鍵が欲しいと申し出る。すると、村長は北の山に巣くう邪悪な幽霊を退治すれば鍵を譲ると言い出すが…
『第3話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
| タイトル: | 第3話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 対応機種: | ビデオ再生対応iPod / iPhone / iPad | |
| 配信期間: | 2012/10/31 10:00 ~ 2013/10/09 23:59 | |
| 収録時間: | 28分 | |
| 出演者: | 山田孝之 木南晴夏 宅麻伸 ムロツヨシ 岡本あずさ 佐藤二朗 | |
| 監督: | 福田雄一 | |
| 原作者: | ---- | |
| シリーズ: | 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 配給元: | テレビ東京オンデマンド | |
| ジャンル: | 見逃し配信 ギャグ・コメディ アクション | |
| 平均評価: |
|
魔物を封印するため鍵探しの旅を続けるヨシヒコ(山田孝之)たちは、ドレープの村へとやって来た。しかし、この村はどこに行っても女性の姿がなく、見かけるのは全て男のみ…。しかもその夜、ヨシヒコは村の男たちがネコのような姿で徘徊しているところを目撃してしまう。やがて、全て魔物の仕業であることが判明し、ヨシヒコはなんとか村を救い出そうとする。ところが、その矢先ムラサキ(木南晴夏)が魔物にさらわれてしまい…
『第1話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
| タイトル: | 第1話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 対応機種: | ビデオ再生対応iPod / iPhone / iPad | |
| 配信期間: | 2012/11/17 10:00 ~ 2013/10/09 23:59 | |
| 収録時間: | 28分 | |
| 出演者: | 山田孝之 木南晴夏 宅麻伸 ムロツヨシ 佐藤二朗 岡本あずさ | |
| 監督: | 福田雄一 | |
| 原作者: | ---- | |
| シリーズ: | 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 配給元: | テレビ東京オンデマンド | |
| ジャンル: | 見逃し配信 ギャグ・コメディ アクション | |
| 平均評価: |
|
伝説の勇者、ヨシヒコの故郷・カボイの村でも、結界が破られて魔物の脅威がすぐそこにまで迫っていた。長老は、かつてのヨシヒコのように勇者として旅に出る若者を集うが、名乗りをあげる者はおらず…。そこにある村からやってきた使者が、奇跡の情報をもたらす。なんと、カボイの村には勇者ヨシヒコの子孫がいるという…!
『第2話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
| タイトル: | 第2話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 対応機種: | ビデオ再生対応iPod / iPhone / iPad | |
| 配信期間: | 2012/10/24 10:00 ~ 2013/10/09 23:59 | |
| 収録時間: | 28分 | |
| 出演者: | 山田孝之 木南晴夏 宅麻伸 ムロツヨシ 岡本あずさ 佐藤二朗 | |
| 監督: | 福田雄一 | |
| 原作者: | ---- | |
| シリーズ: | 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 配給元: | テレビ東京オンデマンド | |
| ジャンル: | 見逃し配信 ギャグ・コメディ アクション | |
| 平均評価: |
|
魔物を封印していた鍵が何者かに奪われてしまい、鍵を取り戻すため再び旅に出ることになった勇者ヨシヒコ(山田孝之)たち。仏(佐藤二朗)のお告げに従いガンザの村へとやって来ると、庄屋の若旦那が鍵を持っていることが判明した。しかし、若旦那のもとにはちょうどカバナの村から姫が嫁いでくるところで、鍵を譲って欲しいと頼み込むと姫に渡すものだと断られてしまう。そんな中、その姫が盗賊にさらわれてしまい…。
レビュー
最高!!
レビュー:リリーボニー - 2012/11/01 - 映画・ドラマ(動画)
レビュー:リリーボニー - 2012/11/01 - 映画・ドラマ(動画)
魔王の城と継続して最高に面白い!あのギャグセンスは本当にすごい!腹を抱えて笑えます!笑いすぎて疲れるぐらいです!
動画映画・ドラマ 新着情報『第6話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』
| タイトル: | 第6話 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 対応デバイス: | パソコン | |
| 配信期間: | 2012/11/21 10:00 ~ 2013/10/09 23:59 | |
| 収録時間: | 28分 | |
| 出演者: | 山田孝之 木南晴夏 宅麻伸 ムロツヨシ 岡本あずさ 佐藤二朗 | |
| 監督: | 福田雄一 | |
| 原作者: | ---- | |
| シリーズ: | 勇者ヨシヒコと悪霊の鍵 | |
| 配給元: | テレビ東京オンデマンド | |
| ジャンル: | 見逃し配信 ギャグ・コメディ アクション | |
| 平均評価: |
|
仏(佐藤二朗)のお告げに従い、ヨシヒコ(山田孝之)たちはアイシスの城へとやって来た。仏のお告げによるとアイシスの城の王がなにやら怪しい鍵を持っているらしい。そこで城主のサマルタリアのもとを訪ねると、確かに旅の者が魔物を倒した時に奪ったという鍵を持っていた。しかし、ヨシヒコたちが譲って欲しいと申し出ると、これから開く武道会の優勝者に鍵を渡すと言う。そこでヨシヒコは武道会に参加することになるが…。
破天荒力
日本最大級の観光地になった箱根の原動力を調べるため五人の松下政経塾の若者が箱根へ。
そこに創案者、山口仙之助が、120年の時を超えて現れた。
驚く五人を尻目に仙之助は語り始めた。
そして、箱根、宮ノ下の富士屋ホテルの開業から、苦難の歴史が明らかにされてゆく
2012年11月18日日曜日
草なぎ 主演映画「任侠ヘルパー」の続編を熱望
SMAPの草なぎ剛(38)が17日、都内で主演映画「任侠ヘルパー」の公開初日舞台あいさつに出席し、映画の続編制作を熱望した。 09年にフジテレビ系でドラマが放送された任侠シリーズ。11年のSPドラマ、今回の映画と、元ヤクザで介護に奮闘する翼彦一役を演じてきた草なぎは、94年のフジテレビ系主演ドラマ「いいひと。」と対極にあたる"わるいひと"を熱演。ドラマの影響もあり周囲からは「『いい人』として愛されてきた」という草なぎは任侠ヘルパーシリーズを通じ、「違う僕のイメージを作れた」と手応えを見せた。 これまで演じてきた役は、撮影が終わってお風呂に入ると忘れてしまうという。コンサート、舞台にと「SMAPって大変なんですよ」と国民的アイドルの苦悩もポロリ。それでも、「彦一は終わっても残っている。特別な役なんだなと思う。続編できるといい」と今後も"任侠道"を歩むことに期待を膨らませていた。
2012年11月17日土曜日
こんな映画は見ちゃいけない!(11/17)
本日、とりあげる作品は
「ゲットバック」 です。
長年会えなかった娘は、もう子供ではなかった。父の問いかけにろく
に答えず、プレゼントのぬいぐるみも突き返す。刑務所にいる間娘と
の再会を唯一の希望としてきた男と、突然消えた父親の顔など見たく
ない娘、「愛は時間を止め、時間は愛を止める」という言葉に象徴さ
れるこの父娘の関係が切ない。映画は、愛娘を人質に取られた男が身
代金を作るために再び犯罪に手を染めていく姿を描く。FBIに追われな
がら誘拐犯を探し、逃げながら解決策を模索しなければならない絶体
絶命の危機の中でひたすら疾走する主人公を、ニコラス・ケイジがお
得意の苦悩する表情で演じ切る。
銀行強盗に失敗し、ひとり投降したウィルは、8年の服役後仮釈放とな
る。しかし、かつての仲間・ヴィンスはウィルがカネを独り占めした
と思い込み、ウィルの娘・アリソンを拉致し分け前を要求する。
ヴィンスは自らの死を巧みに偽装して他人になり済まし、FBIのファイ
ルでも死亡扱いゆえウィルはなかなか彼の尻尾をつかめない。その間
もアリソンの命の期限は迫ってくる。奪ったタクシーのGPSを使いつつ、
FBIの銃撃をかわしながらウィルはヴィンスの消息を尋ねまわる。
走り、跳び、落下しても怯まず、渋滞する道路をタクシーでブッ飛ば
す。ところが、ノンストップアクションになるべきシーンは演出もカ
メラワークもキレに乏しく、スピード感がイマイチ。特撮に頼らない
チャレンジはよいが、逆に生ぬるさばかりが目立ってしまった。
お勧め度=★★(★★★★★が最高)
「ゲットバック」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121115
を参考にしてください。
「ゲットバック」 です。
長年会えなかった娘は、もう子供ではなかった。父の問いかけにろく
に答えず、プレゼントのぬいぐるみも突き返す。刑務所にいる間娘と
の再会を唯一の希望としてきた男と、突然消えた父親の顔など見たく
ない娘、「愛は時間を止め、時間は愛を止める」という言葉に象徴さ
れるこの父娘の関係が切ない。映画は、愛娘を人質に取られた男が身
代金を作るために再び犯罪に手を染めていく姿を描く。FBIに追われな
がら誘拐犯を探し、逃げながら解決策を模索しなければならない絶体
絶命の危機の中でひたすら疾走する主人公を、ニコラス・ケイジがお
得意の苦悩する表情で演じ切る。
銀行強盗に失敗し、ひとり投降したウィルは、8年の服役後仮釈放とな
る。しかし、かつての仲間・ヴィンスはウィルがカネを独り占めした
と思い込み、ウィルの娘・アリソンを拉致し分け前を要求する。
ヴィンスは自らの死を巧みに偽装して他人になり済まし、FBIのファイ
ルでも死亡扱いゆえウィルはなかなか彼の尻尾をつかめない。その間
もアリソンの命の期限は迫ってくる。奪ったタクシーのGPSを使いつつ、
FBIの銃撃をかわしながらウィルはヴィンスの消息を尋ねまわる。
走り、跳び、落下しても怯まず、渋滞する道路をタクシーでブッ飛ば
す。ところが、ノンストップアクションになるべきシーンは演出もカ
メラワークもキレに乏しく、スピード感がイマイチ。特撮に頼らない
チャレンジはよいが、逆に生ぬるさばかりが目立ってしまった。
お勧め度=★★(★★★★★が最高)
「ゲットバック」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121115
を参考にしてください。
2012年11月15日木曜日
こんな映画は見ちゃいけない!(11/15)
本日、とりあげる作品は
「悪の教典」 です。
ありふれた風景が少しずつ歪みだす。カンニングやクレーマー、教え
子に肉体関係を迫る教師など、徐々に狂気が教室に充満していく。映
画は、正体を巧みに隠して社会生活を営む生まれつきのサイコパスが、
本性を露わにしていく過程をバイオレンスたっぷりに描く。殺したい
本能が止められない、だからこそ目的を達するためにさわやかな善人
でいる必要に迫られる。そんな主人公を伊藤英明が不気味に演じる。
快活で頭の回転も速い高校の人気教師・蓮見は、娘が学校でいじめを
受けていると再三クレームをつけてくる男を焼死させる。その後も女
生徒から相談を受けたのを機に、素行の悪い生徒や教師を罠に嵌める。
蓮見が手を下すのは理想的な学園の邪魔者ばかりなので、行き過ぎた
正義にも思える。だが、裏にあるのは常人の理解を超えた心の闇。い
や、それは闇というよりも空白、喜怒哀楽がないゆえに卓越した知性
で感情豊かなフリをしていなければならない日常こそが彼の苦悩であ
り、苦悩を解放しても構わない"理由"ができると行動に移す。
人を殺すときも彼の表情からは何もくみ取れず、ただ、己に与えれら
れた仕事と黙々とこなしていく。ターゲットになった学校関係者の恐
怖を弄ぶわけでもない、殺しの感触を楽しむわけでもない、そこには
悪意を超越した意志すら感じさせる。ラストで"to be continued"と
なっていたが、次回作ではレクター博士を凌駕するほどの凄みを身に
付けておいてほしい。。。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「悪の教典」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121112
を参考にしてください。
「悪の教典」 です。
ありふれた風景が少しずつ歪みだす。カンニングやクレーマー、教え
子に肉体関係を迫る教師など、徐々に狂気が教室に充満していく。映
画は、正体を巧みに隠して社会生活を営む生まれつきのサイコパスが、
本性を露わにしていく過程をバイオレンスたっぷりに描く。殺したい
本能が止められない、だからこそ目的を達するためにさわやかな善人
でいる必要に迫られる。そんな主人公を伊藤英明が不気味に演じる。
快活で頭の回転も速い高校の人気教師・蓮見は、娘が学校でいじめを
受けていると再三クレームをつけてくる男を焼死させる。その後も女
生徒から相談を受けたのを機に、素行の悪い生徒や教師を罠に嵌める。
蓮見が手を下すのは理想的な学園の邪魔者ばかりなので、行き過ぎた
正義にも思える。だが、裏にあるのは常人の理解を超えた心の闇。い
や、それは闇というよりも空白、喜怒哀楽がないゆえに卓越した知性
で感情豊かなフリをしていなければならない日常こそが彼の苦悩であ
り、苦悩を解放しても構わない"理由"ができると行動に移す。
人を殺すときも彼の表情からは何もくみ取れず、ただ、己に与えれら
れた仕事と黙々とこなしていく。ターゲットになった学校関係者の恐
怖を弄ぶわけでもない、殺しの感触を楽しむわけでもない、そこには
悪意を超越した意志すら感じさせる。ラストで"to be continued"と
なっていたが、次回作ではレクター博士を凌駕するほどの凄みを身に
付けておいてほしい。。。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「悪の教典」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121112
を参考にしてください。
2012年11月14日水曜日
『劇場版 シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ』TVスポット第1弾が公開
●完全オリジナルストーリーで描かれる劇場作品
2013年春公開予定の劇場映画『劇場版 シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ』のTVスポットが、YouTubeの角川アニメチャンネルにて公開された。
同作は、角川シネマ新宿、シネマサンシャイン池袋ほかにて上映予定。■劇場版 シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ
原作:志倉千代丸/MAGES.
企画:安田猛
スーパーバイザー:でじたろう
総監督:佐藤卓哉・浜崎博嗣
監督:若林漢二
シナリオ監修:松原達也・林直孝
脚本:花田十輝
キャラクター原案:huke
キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太
アニメーション制作会社:WHITE FOX
配給:角川書店
2013年春公開予定の劇場映画『劇場版 シュタインズ・ゲート 負荷領域のデジャヴ』のTVスポットが、YouTubeの角川アニメチャンネルにて公開された。
原作:志倉千代丸/MAGES.
企画:安田猛
スーパーバイザー:でじたろう
総監督:佐藤卓哉・浜崎博嗣
監督:若林漢二
シナリオ監修:松原達也・林直孝
脚本:花田十輝
キャラクター原案:huke
キャラクターデザイン・総作画監督:坂井久太
アニメーション制作会社:WHITE FOX
配給:角川書店
テレ東・繁田美貴&紺野あさ美アナ、映画「イナズマイレブン」サンタ姿でPR
テレビ東京の繁田美貴(28)、紺野あさ美(25)両アナウンサーが13日、都内で同局の人気アニメがコラボした劇場版「イナズマイレブンGOVSダンボール戦機W」(12月1日公開)をPRした。
サッカーを題材にした「イナズマ―」(水曜・後7時)と小型ロボット・LBXを操る少年たちが活躍する「ダンボール―」(水曜・後7時27分)のキャラクターが初共演。 クリスマスを先取りしたサンタ風衣装で登場した繁田アナは「大人も心動かされる物語。家族で見たら、素晴らしいクリスマスプレゼントになると思います」と話し、紺野アナも「スポーツ少年も、そうじゃない子も楽しんでもらえる作品」とアピールした。
2012年11月11日日曜日
3Dレゴ映画の声優にウィル・フェレルとリーアム・ニーソンが決定!
ワーナー映画が製作する、レゴブロックの3Dアニメ映画『レゴ:ザ・ピース・オブ・レジスタンス(原題) / Lego: The Piece of Resistance』に、新たに『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレルと、『ダークナイトライジング』のリーアム・ニーソンの声優出演が決まったとDeadline.comが伝えた。
本作は、なんの変哲もない一人のレゴキャラクターが、天才マスタービルダーだと勘違いされ、世界をすべて糊づけすることをたくらむ、邪悪な君主との戦いに駆り出されるというストーリー。 主役のレゴキャラクター、エメット役に、映画『マネーボール』のクリス・プラット、そのほか映画『ダークナイト ライジング』のモーガン・フリーマンと映画『ハンガー・ゲーム』のエリザベス・バンクスがすでに決まっている。 フェレルは、エメットの助言役をつとめるプレジデント・ビジネス役、ニーソンは、プレジデントの部下、バッド・コップ役をつとめるという。 監督は、アニメ映画『くもりときどきミートボール』のフィル・ロードとクリストファー・ミラー。二人は脚本も手がけている。全米公開は2014年2月7日予定。(鯨岡孝子)
2012年11月10日土曜日
こんな映画は見ちゃいけない!(11/10)
本日、とりあげる作品は
「チキンとプラム」 です。
立体絵本風の味わいのある山々や街並みが、ファンタジーの世界にい
ざなってくれる。でもそれはハッピーエンドが約束されたおとぎ話で
はなく、皮肉と苦悩に満ちたつらく哀しい思い出。今まで何のために
生きてきたのか、何をなしてきたのか、誰を愛し誰に愛されてきたの
か。その答えが虚しいものと知った時、男は命を絶とうとする。望ま
なかった結婚、愛せなかった妻、音楽家としての修業の日々とアート
の真髄に目覚めた出来事。人生とはかくも短く、たった一つの願いす
ら叶えられない切なさが胸に染みる。
著名なバイオリン奏者・ナセルは愛用のバイオリンを壊されたのをき
っかけに、自殺を決意。自室にこもって静かに最期の瞬間を待つうち
に、思い通りにならなかった過去を反芻する。
魔法使いが描いたようなエキゾチックな1958年のテヘランの街頭が、
懐かしくあたたかくミステリアスな素晴らしい雰囲気。さそんな物語
背景のもと、ナセルは妻に理解されず子供たちにもバカにされ、唯一
の味方である弟もつれない態度で遠ざける。しかし、夢の中で明らか
になる真実は彼の思い込みとは正反対。実は家族はナセルに心を砕い
ていたのに、ナセルが気づかなかっただけという不幸が芸術家の孤独
を象徴していた。
繊細な感情と運命の些細なイタズラ、ユニークだが哀切にあふれた豊
饒な映像は、新鮮な驚きの連続だった。
お勧め度=★★★★(★★★★★が最高)
「チキンとプラム」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20120922
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ミラクル ツインズ」 です。
幼少時から手術を繰り返し、胸部や腹部に深く刻まれた生々しいメス
の痕を見せる一卵性双生児の姉妹。それは先天的難病と闘ってきた彼
女たちの生の証でもある。映画は満足に呼吸ができない病気の双子姉
妹の闘病記録を通して、待ち続ける辛抱強さと希望を失わなず解決法
を探す勇気を描きつつ、医療における臓器移植の現状をレポートする。
胸いっぱいに空気を吸い込み吐き出す、生きるために必要な当たり前
の動作を意識せずできる幸せをこの作品は実感させてくれる。
根本的治療法がない遺伝病・(CF)を持つイサとアナ。学校に通えず、
入院生活を克明な日記とイラストに著し出版する。その後、米西部の
名門・スタンフォード大に移り、適合する肺を探す日々が始まる。
新鮮な肺を提供されるにはウエイティングリストの上位に名を連ね、
ドナーが脳死しなければならない。それでも米国では移植システムが
比較的洗練されているので、イサ・アナともに無事肺の移植手術を受
け、普通の暮らしができる程度には回復している。
当然ながら彼女たちはドナーへの感謝を忘れない。ドナーは死んでも、
臓器は他人の体の一部となって役立っている。遺族にとってこれほど
気持ちの休まることがあるだろうか。「難病に負けずに頑張ってます」
的な感動の押し売りを極力避けた語り口はあくまで軽妙だが、命は人
から人へと受け継ぐものであり、その大切さをあらためて考えさせら
た。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「ミラクル ツインズ」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20120815
を参考にしてください。
本日はもう1本
「私の奴隷になりなさい」 です。
命じられるまま、されるがままに身をくねらせ、女は苦悶の中にも愉
悦の表情を浮かべる。肉体にもたらされた痺れるような快感と精神的
にすべて頼れる圧倒的な解放感。それは自分を受け入れてくれた上に
やりたくてもできなかった行動の背中を押し、自身気付かなかった、
いや気づかぬフリをしていた本性に目覚めさせ火をつけてくれた男へ
の全身全霊の帰依。そんなヒロインを演じた壇蜜の絡みつくような弾
力をもつボディときめ細かい肌が非常に魅力的だ。困惑の中に期待を
にじませ、切なさと危うさが同居する複雑な心理を、憂いを湛えた瞳
で表現する。
転職した"僕"は、香奈という先輩に魅かれ何度もアプローチするが、
そっけない態度。ところが、突然彼女からメールで"セックスしない"
と誘われる。香奈は彼にビデオで性交中の顔を撮ってくれと頼む。
香奈は先生と呼ばれる中年男の"奴隷"として言いつけを守っていた
だけで、"僕"に対する思いは微塵もない。"僕"とセックスすると
いう命令を実行して先生の歓心を買おうとしているのだ。一見歪んで
いる、だが全幅の信頼を置く人間に隷属する歓び。結果与えられるご
褒美は、更なる羞恥をさらけ出せる安心感。
誰にも打ち明けられなかった心の闇を先生は理解してくれる、その孤
独を癒してもらったことで心身ともに委ねてしまう微妙で繊細な女心
の深淵をのぞくような映像は、文学的な格調さえ備えていた。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「私の奴隷になりなさい」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121108
を参考にしてください。
「チキンとプラム」 です。
立体絵本風の味わいのある山々や街並みが、ファンタジーの世界にい
ざなってくれる。でもそれはハッピーエンドが約束されたおとぎ話で
はなく、皮肉と苦悩に満ちたつらく哀しい思い出。今まで何のために
生きてきたのか、何をなしてきたのか、誰を愛し誰に愛されてきたの
か。その答えが虚しいものと知った時、男は命を絶とうとする。望ま
なかった結婚、愛せなかった妻、音楽家としての修業の日々とアート
の真髄に目覚めた出来事。人生とはかくも短く、たった一つの願いす
ら叶えられない切なさが胸に染みる。
著名なバイオリン奏者・ナセルは愛用のバイオリンを壊されたのをき
っかけに、自殺を決意。自室にこもって静かに最期の瞬間を待つうち
に、思い通りにならなかった過去を反芻する。
魔法使いが描いたようなエキゾチックな1958年のテヘランの街頭が、
懐かしくあたたかくミステリアスな素晴らしい雰囲気。さそんな物語
背景のもと、ナセルは妻に理解されず子供たちにもバカにされ、唯一
の味方である弟もつれない態度で遠ざける。しかし、夢の中で明らか
になる真実は彼の思い込みとは正反対。実は家族はナセルに心を砕い
ていたのに、ナセルが気づかなかっただけという不幸が芸術家の孤独
を象徴していた。
繊細な感情と運命の些細なイタズラ、ユニークだが哀切にあふれた豊
饒な映像は、新鮮な驚きの連続だった。
お勧め度=★★★★(★★★★★が最高)
「チキンとプラム」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20120922
を参考にしてください。
本日はもう1本
「ミラクル ツインズ」 です。
幼少時から手術を繰り返し、胸部や腹部に深く刻まれた生々しいメス
の痕を見せる一卵性双生児の姉妹。それは先天的難病と闘ってきた彼
女たちの生の証でもある。映画は満足に呼吸ができない病気の双子姉
妹の闘病記録を通して、待ち続ける辛抱強さと希望を失わなず解決法
を探す勇気を描きつつ、医療における臓器移植の現状をレポートする。
胸いっぱいに空気を吸い込み吐き出す、生きるために必要な当たり前
の動作を意識せずできる幸せをこの作品は実感させてくれる。
根本的治療法がない遺伝病・(CF)を持つイサとアナ。学校に通えず、
入院生活を克明な日記とイラストに著し出版する。その後、米西部の
名門・スタンフォード大に移り、適合する肺を探す日々が始まる。
新鮮な肺を提供されるにはウエイティングリストの上位に名を連ね、
ドナーが脳死しなければならない。それでも米国では移植システムが
比較的洗練されているので、イサ・アナともに無事肺の移植手術を受
け、普通の暮らしができる程度には回復している。
当然ながら彼女たちはドナーへの感謝を忘れない。ドナーは死んでも、
臓器は他人の体の一部となって役立っている。遺族にとってこれほど
気持ちの休まることがあるだろうか。「難病に負けずに頑張ってます」
的な感動の押し売りを極力避けた語り口はあくまで軽妙だが、命は人
から人へと受け継ぐものであり、その大切さをあらためて考えさせら
た。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「ミラクル ツインズ」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20120815
を参考にしてください。
本日はもう1本
「私の奴隷になりなさい」 です。
命じられるまま、されるがままに身をくねらせ、女は苦悶の中にも愉
悦の表情を浮かべる。肉体にもたらされた痺れるような快感と精神的
にすべて頼れる圧倒的な解放感。それは自分を受け入れてくれた上に
やりたくてもできなかった行動の背中を押し、自身気付かなかった、
いや気づかぬフリをしていた本性に目覚めさせ火をつけてくれた男へ
の全身全霊の帰依。そんなヒロインを演じた壇蜜の絡みつくような弾
力をもつボディときめ細かい肌が非常に魅力的だ。困惑の中に期待を
にじませ、切なさと危うさが同居する複雑な心理を、憂いを湛えた瞳
で表現する。
転職した"僕"は、香奈という先輩に魅かれ何度もアプローチするが、
そっけない態度。ところが、突然彼女からメールで"セックスしない"
と誘われる。香奈は彼にビデオで性交中の顔を撮ってくれと頼む。
香奈は先生と呼ばれる中年男の"奴隷"として言いつけを守っていた
だけで、"僕"に対する思いは微塵もない。"僕"とセックスすると
いう命令を実行して先生の歓心を買おうとしているのだ。一見歪んで
いる、だが全幅の信頼を置く人間に隷属する歓び。結果与えられるご
褒美は、更なる羞恥をさらけ出せる安心感。
誰にも打ち明けられなかった心の闇を先生は理解してくれる、その孤
独を癒してもらったことで心身ともに委ねてしまう微妙で繊細な女心
の深淵をのぞくような映像は、文学的な格調さえ備えていた。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「私の奴隷になりなさい」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121108
を参考にしてください。
2012年11月9日金曜日
阿部寛 警備員に扮し会場に潜伏「人をだますって意外と楽しい」
映画「カラスの親指」(監督伊藤匡史、23日公開)の完成披露試写会が8日、都内で行われ、主演の阿部寛(48)石原さとみ(25)らが舞台あいさつした。
警備員に扮して会場にまぎれた阿部と村上ショージ(57)が、イベント途中で登壇するサプライズも。阿部は「人をだますって意外と楽しい」と笑顔。劇中の2人は詐欺師コンビで、息の合った掛け合いを披露。村上は「阿部さんとM―1に出たい」とオファーしたが、阿部は「お断りします」とつれなかった。 村上はセリフ覚えに苦労したといい「東京―大阪間の新幹線で、イヤラシイ本を読む習慣を封印して台本を読んだ」と明かした。
2012年11月8日木曜日
こんな映画は見ちゃいけない!(11/8)
本日、とりあげる作品は
「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」 です。
スピーディでダイナミックな男性パフォーマー、しなやかで優美な女
性パフォーマー。極限まで鍛え上げられた彼らの肉体が表現する芸術
は、重力のくびきから解放された自由を謳歌しているかのよう。その
驚異的な身体能力の高さは人間技とは思えないほど洗練され、加えて
それらのパフォーマンスに与えられた物語はイマジネーションあふれ
る幻想的な空間に見る者をいざなう。
町はずれで興行するサーカスにふらりと足を踏み入れた少女は、空中
ブランコ乗りに心を奪われる。しかし、ブランコ乗りは演技中に落下、
そのまま砂地獄に沈んでしまう。
ブランコ乗りの後を追った少女が落ちたところは砂の惑星。テント小
屋でピエロに誘われ、幕を開けるといきなり円形プールでのショーが
始まる。シンクロナイズドスイミングとダンスを融合した水中の舞い
は、まるで人魚のカーニバル。その後、両端に大きな円筒を固定した
巨大シーソーでは信じがたいバランス感覚を持った男たちが高速で回
転する輪の中で跳び、走り、芸を見せる。さらに垂直壁での格闘アク
ションは、「マトリックス」を彷彿させる現実離れした光景だった。
ドキュメンタリーでもなくドラマでもない、まったく斬新かつクリエ
イティブなアプローチの映像化は、もはや何も考える必要はない。た
だ、スクリーン上で繰り広げられるスペクタクルと音楽に身を委ねて
いるだけで幸福な気分になれる、稀有な体験だった。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20120929
を参考にしてください。
本日はもう1本
「北のカナリアたち」 です。
交わされたままの約束、言いそびれた言葉、知らされなかった事実。
とっくの昔に記憶の彼方に封印していた忌まわしい出来事が突然脳裏
によみがえる。そして、要領は悪いが素直で優しかった教え子が事件
の容疑者と聞かされたヒロインは、彼の所在を求めて旅を続けるうち
にわだかまりを解いていく。いじめや諍いはどんな環境でも起こりう
る、また誰もがみな他人には見せない別の一面を持っている、そんな
人生の真理が明かされていく過程はスリリングな上、愛に満ちている。
図書館を定年退職したはるの元に刑事が訪れ、北海道の離島で教鞭を
とっていたころの教え子・信人が殺人を犯して逃亡中と事情聴取を受
ける。はるは同時期の教え子5人の消息をたどって北海道に飛ぶ。
はるが島で過ごした日々、吃音の信人に自信を持たせようと合唱を始
めるが、その後狭い村の人間関係の中で芽生える悪意のなかで信頼が
崩れていく。水に流すには苦すぎ、心のしこりは消えない。それでも
はるはもう大人になった教え子たちを重荷から解放してやるとともに
自らの蹉跌も清算していく。
波高い海、雪に閉ざされた冬、緑濃い大地・・・雄大な北海道の自然を背
景に20年前と現在が混在するミステリー仕立ての構成は、人間の奥深
いところに眠る真実の皮を一枚ずつはがしていくような緊張感にあふ
れていた。そして省略の美学が見事に結実したクライマックスは、描
かれなかったことが想像力を刺激する。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「北のカナリアたち」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121106
を参考にしてください。
本日はもう1本
「のぼうの城」 です。
武士らしい威厳は微塵もなく、百姓たちと田植え麦踏みに興じる男。
城代の要職に在りながら武芸よりも芸能に長け、不思議な魅力で領民
から大いに慕われている。映画はそんな主人公が、所領の一大事を前
に抜群のリーダーシップを発揮し、見事に難局を切り抜ける姿を描く。
身分で分け隔てせず、相手の目線でものを言い、いつしか周囲を納得
させてしまう奇抜な侍大将を野村萬斎が怪演、戦国時代の武士像に全
く斬新な解釈を加える。その現代語を口にする変人ぶりには最初強烈
な違和感を覚えるが、やがて彼にしか演じ得ないのではと思わせる圧
倒的な存在感を示していく。
戦国時代末期、秀吉の北条攻めに伴い、北条方の忍城に石田三成の軍
勢が押し寄せる。兵力2万の石田軍に対し、成田長親率いる忍城は兵力
500。だが開城を迫る石田軍に対し、長親は籠城戦で迎え撃つ。
城下全域を高い土手で囲み、一気に川を決壊させる。冒頭、秀吉軍が
見せる"高松城水攻め"シーンでは、津波と見まがう巨大な奔流が城
下町ごと飲み込み、天守閣を残して人も建物もすべて水に流されてし
まう。VFX技術の粋を集めた、戦国時代の無慈悲さが凝縮された圧巻の
プロローグに思わず前のめりになった。
ところが、本題である忍城攻防戦においては、それほど奇手奇策が見
られなかったのが残念。投石器や油攻めだけでなく、もっとあっと驚
くような珍奇な新戦術を見せてほしかった。
お勧め度=★★*(★★★★★が最高)
「のぼうの城」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121105
を参考にしてください。
本日はもう1本
「JAPAN IN A DAY」 です。
時間が止まったままの人がいる。新しい一歩を踏み出そうとする人も
いる。直接被害を受けたわけではないが何らかの形で被災者を励まそ
うとする人もいる。まるで無関心の人もいる。おそらく日本人すべて
が記憶しているであろう悲劇からちょうど1年後の"その日"を、人々
はどんな思いを抱えて過ごしたのか。映画は一般人から募集した2012
年3月11日の映像をつなぎ合わせ、ありふれた1日でも、当人にとって
はかけがえのない1日であると証明していく。
深夜、日付が変わっても若者たちは騒ぎ、居酒屋では酔客が心地よく
飲んでいる。夜が明け、あの大災害から1年後の朝が始まる。
津波で両親と妻・娘を一度に亡くした男はその時の様子を淡々と再現
し、この1年泣く暇もなかったと述懐する。流された我が家の跡地にロ
ープを張って黄色いハンカチを結びつける人もいる。理髪店の店主は
客が来なくなったと嘆く。1歳の誕生日を迎えた娘を祝う両親もいる。
それら断片的なシーンの数々は前半こそ興味を持って見ていられるが、
次第に何の絞り込みもなくただダラダラとした日常風景ばかりが多く
なり退屈を禁じえない。
これらの映像に、どれほどの大惨事に見舞われようとも人間は立ち直
れるという、あきらめない日本人の姿を投影し、希望に結び付けよう
とする姿勢は理解できる。だが見せ方に工夫が乏しくあまりにも単調
すぎたのが残念だ。
お勧め度=★★(★★★★★が最高)
「JAPAN IN A DAY」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121107
を参考にしてください。
「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」 です。
スピーディでダイナミックな男性パフォーマー、しなやかで優美な女
性パフォーマー。極限まで鍛え上げられた彼らの肉体が表現する芸術
は、重力のくびきから解放された自由を謳歌しているかのよう。その
驚異的な身体能力の高さは人間技とは思えないほど洗練され、加えて
それらのパフォーマンスに与えられた物語はイマジネーションあふれ
る幻想的な空間に見る者をいざなう。
町はずれで興行するサーカスにふらりと足を踏み入れた少女は、空中
ブランコ乗りに心を奪われる。しかし、ブランコ乗りは演技中に落下、
そのまま砂地獄に沈んでしまう。
ブランコ乗りの後を追った少女が落ちたところは砂の惑星。テント小
屋でピエロに誘われ、幕を開けるといきなり円形プールでのショーが
始まる。シンクロナイズドスイミングとダンスを融合した水中の舞い
は、まるで人魚のカーニバル。その後、両端に大きな円筒を固定した
巨大シーソーでは信じがたいバランス感覚を持った男たちが高速で回
転する輪の中で跳び、走り、芸を見せる。さらに垂直壁での格闘アク
ションは、「マトリックス」を彷彿させる現実離れした光景だった。
ドキュメンタリーでもなくドラマでもない、まったく斬新かつクリエ
イティブなアプローチの映像化は、もはや何も考える必要はない。た
だ、スクリーン上で繰り広げられるスペクタクルと音楽に身を委ねて
いるだけで幸福な気分になれる、稀有な体験だった。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20120929
を参考にしてください。
本日はもう1本
「北のカナリアたち」 です。
交わされたままの約束、言いそびれた言葉、知らされなかった事実。
とっくの昔に記憶の彼方に封印していた忌まわしい出来事が突然脳裏
によみがえる。そして、要領は悪いが素直で優しかった教え子が事件
の容疑者と聞かされたヒロインは、彼の所在を求めて旅を続けるうち
にわだかまりを解いていく。いじめや諍いはどんな環境でも起こりう
る、また誰もがみな他人には見せない別の一面を持っている、そんな
人生の真理が明かされていく過程はスリリングな上、愛に満ちている。
図書館を定年退職したはるの元に刑事が訪れ、北海道の離島で教鞭を
とっていたころの教え子・信人が殺人を犯して逃亡中と事情聴取を受
ける。はるは同時期の教え子5人の消息をたどって北海道に飛ぶ。
はるが島で過ごした日々、吃音の信人に自信を持たせようと合唱を始
めるが、その後狭い村の人間関係の中で芽生える悪意のなかで信頼が
崩れていく。水に流すには苦すぎ、心のしこりは消えない。それでも
はるはもう大人になった教え子たちを重荷から解放してやるとともに
自らの蹉跌も清算していく。
波高い海、雪に閉ざされた冬、緑濃い大地・・・雄大な北海道の自然を背
景に20年前と現在が混在するミステリー仕立ての構成は、人間の奥深
いところに眠る真実の皮を一枚ずつはがしていくような緊張感にあふ
れていた。そして省略の美学が見事に結実したクライマックスは、描
かれなかったことが想像力を刺激する。
お勧め度=★★★(★★★★★が最高)
「北のカナリアたち」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121106
を参考にしてください。
本日はもう1本
「のぼうの城」 です。
武士らしい威厳は微塵もなく、百姓たちと田植え麦踏みに興じる男。
城代の要職に在りながら武芸よりも芸能に長け、不思議な魅力で領民
から大いに慕われている。映画はそんな主人公が、所領の一大事を前
に抜群のリーダーシップを発揮し、見事に難局を切り抜ける姿を描く。
身分で分け隔てせず、相手の目線でものを言い、いつしか周囲を納得
させてしまう奇抜な侍大将を野村萬斎が怪演、戦国時代の武士像に全
く斬新な解釈を加える。その現代語を口にする変人ぶりには最初強烈
な違和感を覚えるが、やがて彼にしか演じ得ないのではと思わせる圧
倒的な存在感を示していく。
戦国時代末期、秀吉の北条攻めに伴い、北条方の忍城に石田三成の軍
勢が押し寄せる。兵力2万の石田軍に対し、成田長親率いる忍城は兵力
500。だが開城を迫る石田軍に対し、長親は籠城戦で迎え撃つ。
城下全域を高い土手で囲み、一気に川を決壊させる。冒頭、秀吉軍が
見せる"高松城水攻め"シーンでは、津波と見まがう巨大な奔流が城
下町ごと飲み込み、天守閣を残して人も建物もすべて水に流されてし
まう。VFX技術の粋を集めた、戦国時代の無慈悲さが凝縮された圧巻の
プロローグに思わず前のめりになった。
ところが、本題である忍城攻防戦においては、それほど奇手奇策が見
られなかったのが残念。投石器や油攻めだけでなく、もっとあっと驚
くような珍奇な新戦術を見せてほしかった。
お勧め度=★★*(★★★★★が最高)
「のぼうの城」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121105
を参考にしてください。
本日はもう1本
「JAPAN IN A DAY」 です。
時間が止まったままの人がいる。新しい一歩を踏み出そうとする人も
いる。直接被害を受けたわけではないが何らかの形で被災者を励まそ
うとする人もいる。まるで無関心の人もいる。おそらく日本人すべて
が記憶しているであろう悲劇からちょうど1年後の"その日"を、人々
はどんな思いを抱えて過ごしたのか。映画は一般人から募集した2012
年3月11日の映像をつなぎ合わせ、ありふれた1日でも、当人にとって
はかけがえのない1日であると証明していく。
深夜、日付が変わっても若者たちは騒ぎ、居酒屋では酔客が心地よく
飲んでいる。夜が明け、あの大災害から1年後の朝が始まる。
津波で両親と妻・娘を一度に亡くした男はその時の様子を淡々と再現
し、この1年泣く暇もなかったと述懐する。流された我が家の跡地にロ
ープを張って黄色いハンカチを結びつける人もいる。理髪店の店主は
客が来なくなったと嘆く。1歳の誕生日を迎えた娘を祝う両親もいる。
それら断片的なシーンの数々は前半こそ興味を持って見ていられるが、
次第に何の絞り込みもなくただダラダラとした日常風景ばかりが多く
なり退屈を禁じえない。
これらの映像に、どれほどの大惨事に見舞われようとも人間は立ち直
れるという、あきらめない日本人の姿を投影し、希望に結び付けよう
とする姿勢は理解できる。だが見せ方に工夫が乏しくあまりにも単調
すぎたのが残念だ。
お勧め度=★★(★★★★★が最高)
「JAPAN IN A DAY」
についての詳細は、
http://d.hatena.ne.jp/otello/20121107
を参考にしてください。
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